アクアリウム教育の実際
2025-11-28 14:42:10

アクアリウム教育が幼児の成長に与える影響と研究結果

アクアリウム教育が拓く新たな学び



大阪府に本社を置くジェックス株式会社は、15年以上にわたりアクアリウムがもたらすポジティブな効果についての研究を進めています。最近、同社は中部学院大学人間福祉学部の水野友有教授と岐阜大学地域科学部の合掌顕教授との共同研究の成果を、第21回日本子ども学会学術集会で発表しました。この研究では、アクアリウムを通じたSTEAM教育の効果を素晴らしい結果として示しました。

STEAM教育とは?



STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の5つの分野を横断的に学ぶことを目的とした教育方法です。近年、文部科学省がこの教育の重要性を強く推奨しており、特に幼児にとっての直接体験の機会が重要視されています。今回の研究では、このSTEAM教育の有効性をアクアリウムを通じて明らかにすることを目指しました。

調査方法と対象



この研究では、観賞魚飼育水槽を設置している幼稚園と未設置の保育園に通う年長児を対象に調査が行われました。調査では、まず紙芝居形式で魚の秘密に関する説明を行い、その後、子どもたちを5名ずつのグループに分け、廃材を使って魚の立体物を製作しました。この説明会は、7月から10月にかけて段階的に行われ、科学、技術、芸術の観点から製作活動が実施されました。

研究結果



その結果、アクアリウムに関する保育活動を通じて、子どもたちの意欲や社会的能力、協調性、忍耐力といった非認知能力が育まれている様子が観察されました。STEAM教育と非認知能力は密接な関係があるとされ、これにより効果的な学びが期待されると考えられます。

また、科学の観点では魚を生物として理解するための知識が得られ、技術面では魚の育成に関する技術を学び、芸術的には様々な素材を用いて魚を表現する力が養われました。このように、製作活動を通じてインプットされた知識は、実際のアウトプットに結びついていることが証明されました。

今後の展望



生き物との関わりは、ただの趣味を超え、子どもの心身の成長において多面的な役割を果たしています。しかし、近年、子どもたちの生き物離れが問題となっており、文部科学省や様々な環境教育、NPO団体からは「直接体験」の重要性が強調されています。ジェックスでは、もっと多くの人々に生き物の飼育の魅力を知ってもらい、この研究をさらに進めていくことを目指しています。

この研究の新しい成果が出次第、また新たな情報をお届けする予定です。子どもたちの未来を豊かにするために、アクアリウム教育の重要性を広めていきます。

まとめ



アクアリウムを通じたSTEAM教育が幼児期の学びに与える影響は大きく、科学的な思考力や観察力を育む重要な手段となり得ることが示されました。生活環境に身近な生き物とのふれあいを通じて、子どもたちの興味・関心が引き出され、さらなる成長を促していきます。


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会社情報

会社名
ジェックス株式会社
住所
大阪府東大阪市今米1-14-5
電話番号
072-966-0053

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