法務リスクの予防
2023-09-28 11:00:03
企業の法務リスクを予防する新たな法務サービスのご紹介
従来の法務サービスの課題
企業において法務の重要性が高まる中、従来の法務サービスにはいくつかの課題がありました。特に、問題解決が「受け身型」に頼っていたことが主な問題です。これは、企業からの相談に対して事後的に対応するだけでは、根本的な解決にはならないということを意味しています。
課題1: 体質的な改善の欠如
たとえ問題が顕在化されても、その原因となる社内の規則や仕組みがそのままであれば、同じようなトラブルが繰り返される可能性が高いです。これはまるで、病気にかかった患者に対して手術を行う一方で、生活習慣や体質の改善に手をつけていないようなものです。
課題2: 初見の企業に対する困難
初めて相談に訪れる企業に対して、限られた時間で最適なアドバイスを提供するのは困難です。企業文化や事業内容を把握するための情報が不足しており、適切な戦略を提案できかねる状況にありました。
新サービス「みんなの法務部」の導入
これらの課題を解決するために、「みんなの法務部」という新たな法務サービスを構築しました。このサービスは、単なる受け身の対応から脱却し、企業の法務リスクを事前に予測し、対策を講じることを目指しています。以下のプロセスを通じて、企業にとっての法務の機能を強化します。
1. 基本事項の確認
まず、企業から提供される情報、例えば定款や就業規則、組織図などの基本資料を確認します。これにより、企業の法務状況を把握します。
2. 法務ドックの実施
次に、人間ドックのように、提供された資料をもとに企業の事業や文化について担当者と話し合います。これにより、企業に合った法務の仕組みを構築するための土台を築きます。
3. 解決策の提供
この分析を基に、日常的な法律相談や契約書の確認、トラブルの解決に向けた具体的な解決策を提示します。
4. 振り返りミーティングの実施
サービスを開始してから1年後に定期的に振り返りのミーティングを実施し、過去の成果と今後の課題について意見交換を行います。その結果、次年度の取り組むべき課題を明確化します。
法務機能への需要の高まり
最近、経済産業省が企業の法務機能に関する調査を実施した結果、企業の法務機能への関心が高まっていることが明らかになりました。調査によれば、法務業務に関して最も多く挙がった課題は「知識・知見の不足」とされ、法務部機能を外部弁護士が代行することへの期待感がいかに強いかを示しています。
「かかりつけ医」としての役割
弁護士法人ブライトの代表、和氣良浩は、「企業が安心して本業に専念できる環境を持続的に提供したい」という思いで「みんなの法務部」を立ち上げました。企業の深い理解と共に、日々の健康管理を行う医師のように、常に法務面での最適なアドバイスを提供するサポート体制を整えています。
このような新しい取り組みが、企業の法務活動をより戦略的で効率的なものへと導き、持続可能な発展を促進することでしょう。
会社情報
- 会社名
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弁護士法人ブライト
- 住所
- 大阪府大阪市北区曽根崎2丁目6番6号コウヅキキャピタルウエスト12階
- 電話番号
-
06-4965-9590