SNS教育の取り組み
2025-01-09 15:26:41

SNSセキュリティ教育を児童養護施設で実施したIT企業の取り組み

SNSセキュリティ教育を通じて子どもたちの未来を守る



2024年12月21日、IT企業の株式会社varが品川景徳学園にて、特別授業を行いました。この授業は、小学校高学年から中学2年生を対象に、SNSの適切な利用法とその危険性についての教育を提供することを目的としています。

背景


内閣府の調査によると、スマートフォンを利用している青少年の増加は顕著で、小学生の55.6%から高校生の90.4%に達しています。一方で、警察庁の統計では、SNSに起因する被害児童数が増加する一方であり、これが児童保護の重要性を浮き彫りにしています。株式会社varは「ITで夢が叶う社会を作る」というビジョンのもと、こうした現状を鑑み、特に家庭環境においてITに触れる機会が少ない子どもたちに対して、デジタル時代を安全に乗り切るための教育を行いました。

授業内容


この特別授業では、参加した児童たちがSNSを使用する上での注意点を学びました。授業の内容は次の通りです。

SNSの拡散力


まず初めに、SNSの特性としての情報拡散力について説明しました。1つの投稿が、最終的には約12.5万人に情報が届く可能性があることを体験的に示しました。これは、50人のフォロワーがその投稿を各自に共有し、さらに拡散されることで実現するものです。

プライバシーと位置情報のリスク


次に、スマートフォンで撮影した写真に含まれるExif情報を用いて、撮影地点の特定が可能であることを実証しました。児童たちは、無防備に投稿された写真からどのように個人情報が流出するかについて理解を深めました。

デジタル機器のセキュリティ


また、防犯カメラやネットワークカメラの危険性についても触れ、特に初期設定のままで使用されることの問題点を強調しました。これらの機器を適切に設定し管理することの重要性も伝え、情報の流出を防ぐ方法を学びました。

イベントの振り返り


テーマの選定


この授業の背景には、「小中学生が最も身近に感じるITはスマートフォン」という考えがありました。SNSの使用が広まる中で、若年層にとっての啓発が急務であると考えました。

世代間のギャップ


授業を通じて、今の子どもたちのSNS利用のスタイルやプライバシーへの意識が、自分たちの小学生時代と大きく異なることを感じました。これこそが教育の現場での理解を深める必要性を強く印象付ける瞬間となりました。

期待する未来


企業側からは、SNSでの情報共有が不可欠な社会である一方で、情報の取り扱いに対する理解を深めることが重要であると伝えました。特に、写真の投稿に際してはより一層慎重な判断を求めていきたいと考えています。

株式会社varの専門性


最後に、株式会社varの代表、古里栄識は、SNSの技術的な側面だけでなく、その社会的影響力を理解した上で、次世代に危険性と適切な利用方法を伝える必要性を強調しました。

株式会社varについて


株式会社varは2020年に設立され、様々なIT教育プログラムを展開しています。エンジニア育成やシステム開発に加え、企業にも研修サービスを提供しており、幅広い業務を展開しています。今回の授業を通じて、今後も持続的な教育活動を推進し、次世代の子どもたちの安全と成長を支援していく方針です。


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会社情報

会社名
株式会社var
住所
鹿児島県鹿児島市錦江台3-21-22
電話番号

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