事故防止に向けた化学物質の自律的管理セミナー
厚生労働省は、2027年2月7日金曜日に東京のAP市ヶ谷で「化学物質の自律的管理セミナー」を開催します。本イベントは、ビルメンテナンスや清掃業界、外食産業、ホテル・旅館業界における洗剤使用による事故防止を目的としたもので、化学物質管理強調月間の一環として位置づけられています。
セミナーの概要
当セミナーは、事業者に向けた内容で構成され、具体的には以下のようなプログラムが予定されています:
- - 日時: 令和7年2月7日(金)13:00〜16:15(開場12:30)
- - 対象: ビルメンや外食業、ホテル・旅館業に従事する事業者
- - 定員: 会場参加100名、オンライン参加1,000名(事前申し込み制)
- - 参加費: 無料
- - 場所: AP市ヶ谷8階 Aルーム(東京都千代田区)
参加者は、洗剤による事故の具体例を学び、各業界における管理の現状や課題を理解することができます。また、実践的なワークショップも実施され、業界別の小グループに分かれて作業を行います。
プログラム詳細
第1部: 基調講演・パネルディスカッション
このセッションでは、化学物質情報管理研究センターの伊藤昭好氏による基調講演が行われ、「洗浄剤の自立的管理」についての知見を得られます。その後、業界の代表者を交えたパネルディスカッションも行われ、現状の課題や今後の対応策が話し合われます。
第2部: 実務に役立つワークショップ
参加者は、塩素系洗剤のSDS(安全データシート)を確認し、ヒヤリ・ハットの事例を共有します。リスクの見積もりや低減策の検討を通じて、化学物質管理を業務に取り入れる具体的方法を逐次考えます。
新たな化学物質規制の概要
令和6年4月から全面施行される新たな化学物質規制により、対策が求められる化学物質が拡大されます。業種や事業規模を問わず、要員の選任やリスク評価に基づいた管理が義務付けられるため、安易に化学物質を扱うことはできなくなります。これにより、洗浄剤や漂白剤が日常的に使用されている事業者も含め、全ての業界が対象となります。
意識の高揚を図るために
このようなセミナーは、化学物質管理の大切さを広めるだけでなく、実際の現場での事故防止に直結します。参加を通じて各自が意識を高め、業務の安全性向上に貢献する機会となることでしょう。
申し込み・詳細情報
参加は事前申し込みが必要で、期限は令和7年1月30日までです。詳細な情報は以下のリンクから確認できます:
このセミナーを通じて、自身の業務における化学物質の自律的な管理について理解を深め、安全な職場環境の確立に寄与しましょう。