日本eスポーツ連合、コンプライアンス研修の実施
一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)は、2023年3月15日に東京のJapan Sport Olympic Squareにおいて、eスポーツ関係者を対象としたコンプライアンス研修会を開催しました。この研修会には、プロ選手やチーム関係者、eスポーツビジネスに携わる約30名が参加し、コンプライアンスの重要性について学ぶ貴重な機会となりました。
研修の目的と内容
コンプライアンスは、eスポーツにおいても厳格に守られるべき規定です。JeSUは昨年実施した選手向けの研修を拡大し、より多くの関係者に向けて実施しました。研修は4時間にわたって行われ、基礎知識から実践的なインタビュー対応まで、幅広い内容が網羅されました。
参加者はeスポーツのルールやマナー、倫理的な行動について深く学び、業界での意識向上を図りました。このような研修は、選手だけでなく、ビジネス関係者にとっても必須のスキルです。
特別講師の登壇
研修の終盤には、特別講師としてeスポーツ選手の眞田卓選手(TOPPAN)が登壇しました。彼は、アスリートとしての経験をもとに、eスポーツ競技が発展するために必要な要素、すなわち「プロ意識」「教育面の効果」「フェアプレーの重要性」について語りました。彼のエピソードは、参加者にとって刺激的であり、職業人としての意識向上にもつながったことでしょう。
日本オリンピックミュージアムの見学
研修会の後、参加者は「日本オリンピックミュージアム」を訪れ、スポーツの歴史や文化を学びました。この見学は、競技者としての自覚を新たにし、またステークホルダーとしての役割を再認識する良い機会となりました。訪問を通じて、eスポーツが単なるゲームにとどまらず、スポーツとしての位置付けを強化する重要性が再確認されたといえます。
今後の展望
JeSUは今後も、日本国内のeスポーツの中心的な団体として、コンプライアンスやアンチ・ドーピングに関する研修会を定期的に行う予定です。選手たちの意識を高めるための活動は、持続的に続けられ、業界の健全な発展に寄与していくことが期待されています。
日本eスポーツ連合(JeSU)について
一般社団法人日本eスポーツ連合は、日本国内のeスポーツの普及と発展を目的としており、青少年の競技力向上とスポーツ精神の普及を目指しています。様々な施策を通じて、選手のプロライセンス発行や国際大会への選手派遣を行い、eスポーツの地位向上に努めています。幅広い団体や企業の支援を受けながら、今後もさらなる発展に向けた取り組みを強化していく方針です。