函館の伝統を現代住宅に取り入れる
函館市で新たな時代を感じさせる住まいの提案が誕生しました。株式会社funovoと株式会社不動産企画ウィルが手を組み、歴史的な伝統模様を取り入れた室内窓パネルを発展させる取り組みが実施されました。これにより、伝統美と現代技術が融合した新しい建築様式が誕生し、住まいの中に日本文化を息づかせることを目指しています。
伝統模様の重要性
函館の開港に合わせて構築された歴史的建物、旧イギリス領事館からインスピレーションを受け、あらたに設計された室内窓には青海波や矢絣など、日本の伝統模様が施されています。これらの模様にはそれぞれ願いや意味が込められており、家庭に幸運や子どもの健康を願う思いが反映されています。特に、青海波は「幸せが続くことを願う」もので、多くの家庭に喜ばれること間違いなしです。皆さんが日々目にする「窓」という場所に、これらの模様が再現されることで、家族の願いが日常生活に寄り添う形となります。
3Dプリンタによる革新
この新しい室内窓パネルのすごさは、3Dプリンタによって実現されている点です。デジタル技術を駆使し、各模様を3D CADでモデリングし、樹脂パネルで立体的に表現しました。従来の建具製作には材料や技術の制約があったため、高品質な伝統模様の再現が難しかった。しかし3Dプリンタによる製作により、デザインの自由度が大幅に向上し、ミリ単位での精密な形状を実現できるようになりました。さらに、従来の木製の窓枠にもよく合うように、デザインが工夫されており、立体感のある模様として仕上げられています。
プロセスと試行錯誤
このプロジェクトは、2026年の前半に開始され、試作を重ねる中で、数多くの微調整と改良が行われました。実際にこの製品が完成するまでの約4ヶ月間には、素材感やデザインが追求されました。完成した室内窓は、過去の試作を経て、優れた質感と美しさを兼ね備えており、目を見張る仕上がりとなっています。最初の構想から形にするための道のりは長かったですが、その成果は大いに実を結びました。
地元企業の協力による新たな試み
この取り組みは、函館市の2つの企業、funovoとウィルが協力した結果誕生しました。ウィルの佐藤代表は、3Dプリンタの導入によって、従来の造作建具のコストを大幅に削減できる可能性について触れ、実際の利用に向けて手応えを得たとコメントしています。また、設計担当者は、従来の木材では作りにくい自由なデザインが可能になった点を挙げ、新たな発想でのデザインの可能性を実感しています。これによって、函館から新しいスタイルの住まいが生まれることが期待されています。
「CUBE+C」の詳細
新モデルハウス「CUBE+C」は、北海道函館市石川町に位置し、内装窓には日本の伝統模様が見事に再現されています。この新しい住まいは、デザイン性と機能性を兼ね備え、訪れた方々に深い感動を与えることでしょう。また、各模様に込められた願いの奥深さを感じながら、家族が集う空間を想像してみてください。
今後、このような伝統を大切にしつつ、新しい技術で現代に生かしていく取り組みが拡がっていくことを期待したいですね。