中古品市場の進化
2026-06-29 15:51:41

中古品市場の進化:価値選択を見直す消費者の意識

中古品市場の進化:価値選択を見直す消費者の意識



オークネット循環型経済ラボによる最近の調査結果が、日本の中古品市場における消費者の意識を浮き彫りにしています。この調査によれば、消費者は単なる安価な選択肢として中古品を捉えていた時代から、自らの価値観に基づく「成熟した価値選択」の場へと進化していることが明らかになりました。

調査に参加したのは全国の18歳から69歳までの男女9,877名。その中からリユース市場の核をなす中古ファッションアイテムを購入している2,535名に対し、詳細なインタビューが行われました。その結果、実に53.6%の参加者が中古品の購入経験があることが分かり、中古品が日常の選択肢として浸透していることが示されています。

中古品購入の背景



特にハイブランドやブランド品の購入に際しては、消費者の心理には大きな変化が見られます。「限定品・希少品だったから(20.7%)」「資産価値があると感じたから(14.9%)」といった理由が上位に挙がり、単にファッションアイテムを選ぶだけでなく、投資やコレクションの要素が強くなっているのです。

対照的にノーブランド品を購入する際は、59.3%もの参加者が「新品より安く購入できたから」と答えており、価格に敏感な消費者の姿も伺えます。こうした違いは、高価格帯の市場においても顕著で、ハイブランドの商品は月に1回以上購入する割合が17.9%という際立った数値を示しています。

購入の価値と品質へのこだわり



さらに興味深いのは、ノーブランド品購入者の許容金額です。衣類における平均金額は6,406円、バッグ・かばんで9,618円と、コストパフォーマンスを重視する傾向が際立っています。一方、ハイブランド品に関しては、衣類の平均が73,540円、バッグ・かばんが155,393円となり、高品質であり資産価値が見込まれるアイテムには、高額でも投資する姿が明確に見えてきます。

8割以上の消費者が購入時に求める品質基準は高く、特にハイブランドの衣類では30.2%が「未使用または新品同様」を条件に挙げています。これは、購入者が物の価値に対して厳しい評価を下していることを示しています。

リユース市場の未来



スニーカーの購入経験においても、ハイブランドの購入者が32.0%、ノーブランド品購入者が31.7%と、ほぼ同じ水準に達しています。これは、日常の実用品でありながら、同時に資産価値やコレクションの要素も重視されていることを意味します。

この調査を通じて、日本のリユース市場は安価な代替品市場から、消費者が目的に応じて意識的に選択する成熟した版へと進化していることが確認されました。企業はこのシビアな消費者の目線に応えるため、「信頼の担保」と「高い品質管理」を事業の基盤とすることが求められます。

オークネットの調査結果は、リユース市場が今後どのように成長していくのか、そして消費者意識がどのように変遷していくのかのヒントを与えてくれます。消費者が求める価値を理解し、新しい価値提案を行っていくことが、リユース市場での成功のカギとなるに違いありません。


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会社情報

会社名
株式会社オークネット
住所
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電話番号
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