大丸松坂屋百貨店の新たな挑戦
京都の伝統を引き継ぐ大丸松坂屋百貨店が、地域共栄活動「Think LOCAL」を通じて特別な取り組みを行っています。この活動では、京藍染師の松﨑陸氏とイタリアのラグジュアリーブランド「ヴァレクストラ」がコラボレーションし、特別なバッグを発売することが決定しました。
Think LOCALの概要
「Think LOCAL」は、2020年9月に始まった大丸・松坂屋の地域貢献活動です。この取り組みは、地域の魅力を発信し、地域との良好な関係を構築することを目的としています。大丸松坂屋では、サステナビリティを重視した中期経営計画の一環として「Think GREEN」「Think LOCAL」「Think SMILE」という3つの視点から活動を進めています。特に「Think LOCAL」は、地域の特性や文化を尊重・発信することで、地域に貢献することを目指しています。
コラボレーションの背景
今回のコラボレーションは、大丸京都店のスタッフが松﨑陸氏に京都の藍染の魅力を伝えたことから始まりました。松﨑陸氏は、古来の技術を活かして京藍を再生させ、その美しさを現代のファッションに融合させることに情熱を注いでいます。その結果、松﨑氏とヴァレクストラのコラボにより、日本の美しい青を特徴とするアート作品が生まれました。
限定商品の発表
大丸京都店では、2024年10月30日から、Casa Valextra限定でコラボバッグを発売します。バッグのデザインは、京藍染とヴァレクストラの洗練されたスタイルが組み合わさったユニークな仕上がりになっています。コレクションには、Mini Iside KYOAIとBucket bag Micro KYOAIが含まれ、価格はそれぞれ715,000円(税込)および434,500円(税込)です。
イベント情報
さらに、松﨑さんの作品を紹介する展示会も開催されます。対象商品にはアートパネルや屏風、ストールやTシャツなど多岐にわたります。この企画は、2024年10月30日から11月5日まで大丸京都店の1階にて行われる予定です。
今後の展望と地域への思い
大丸松坂屋百貨店は、今回のコラボレーションを通じて、地域の文化を活かしたプロジェクトを展開していく意向を示しています。店舗ごとの特性を生かし、地域に根ざした活動をさらに広げていくことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。地域の魅力発信は、単なるプロモーションに留まらず、地域の活性化につながる重要な活動であることを再認識しています。
このように、大丸松坂屋百貨店は地域共栄を目的とした「Think LOCAL」を通じて、伝統と現代の融合を図りながら、これからも新たな魅力を引き出していくことでしょう。