メディカルフォースがAdyenを選んだ理由
株式会社メディカルフォースは、医療業界における業務効率化を向上させるため、Adyenのシームレスな決済プラットフォームを採用しました。特にクリニック向けのオールインワンSaaS「medicalforce」との連携により、患者の対面決済がこれまで以上にスムーズになります。
medicalforceは、電子カルテや予約管理、会計機能を備えた包括的なシステムで、特に皮膚科や美容クリニックに重宝されています。このサービスは全国550以上のクリニックに導入されており、業務の効率化を極める道具として好評を博しています。特筆すべきは、定期的な市場調査で「電子カルテ導入クリニック数No.1」に輝いたことです。
当初、medicalforceではオンライン決済機能を通じて、患者が事前にクレジットカード情報を登録し、クリニック側が操作を行うスタイルでした。しかし、対面決済のニーズが高まり、特にPOS端末でのキャッシュレス決済が求められるようになってきました。そこで、メディカルフォースはAdyenと提携し、対面決済機能の追加に乗り出しました。
Adyenの決済プラットフォームのメリット
Adyenを選んだ理由は数多くありますが、特に以下の点が魅力的でした。
- - API連携が容易: 既存のmedicalforceプラットフォームとの統合がスムーズに実現できるため、新たな開発の手間が省けます。
- - 導入時間の短縮: 開発からテストまでのプロセスを迅速に進めることができ、業務が早く軌道に乗ります。
- - 高いセキュリティレベル: 不正利用の防止や検知が万全であり、高額なクレジットカード決済も安心して行うことが可能です。
- - 実績の信頼性: 国内外での導入実績が多く、信頼性も抜群です。
このようなメリットにより、medicalforceとAdyenのPOS端末との間で自動的に会計情報が連携される仕組みが構築されました。これにより、クリニック側は会計時の金額入力の手間を大幅に削減でき、ヒューマンエラーが防がれます。さらに、決済履歴をmedicalforce上で一元管理できるため、経営管理の効率化も図れます。
今後の展望
今後、medicalforceではAdyenのプラットフォームを利用して、オンライン決済機能の拡充も視野に入れています。この進化により、全国の皮膚科・形成外科・美容クリニックに対してさらに多様なサービスを提供していくことでしょう。
株式会社メディカルフォースの代表取締役CEO、畠中翔一氏は、こう語っています。「今後も現場の声に耳を傾けて、テクノロジーによって業務負荷を軽減し、経営の最適化を図るために努力を続けます。」
また、Adyenの日本カントリーマネージャー、アダム・ブラウンステイン氏は、「Adyenのプラットフォームがクリニックの業務効率化に寄与できることをうれしく思います。当社は今後も医療業界を支える決済プラットフォームを提供し続ける所存です」とのコメントを寄せています。
Adyenとメディカルフォースが目指す未来
Adyenは、LVMH、Meta、Uberなど、大規模な企業向けのフィンテックプラットフォームとして知られていますが、その技術力を駆使してメディカルフォースとも連携し、クリニック業務の進化を推し進めています。また、メディカルフォースも日本の医療業界に革新をもたらすスタートアップとして、今後の更なる成長が期待されます。
このように、Adyenとメディカルフォースのパートナーシップは、医療分野の利便性を大きく向上させ、患者と医療機関の接点をより効率的に支える一助となっています。