キャッシュレスお年玉調査
2025-02-17 10:32:00

中高生の親が考えるキャッシュレスお年玉の可能性と実態調査

新年を迎えるたびに注目される「お年玉」という伝統的な行事ですが、その形は年々変わりつつあります。株式会社ネオマーケティングが実施した調査によれば、2025年1月10日から15日の間に行われたインターネットリサーチでは、中学生・高校生の子どもを持つ親の18.6%がキャッシュレスでお年玉を渡したいと考えていることが明らかになりました。

この調査は、全国の中学生・高校生の子どもを持つ親1,000名を対象に実施され、どのようにお年玉が渡され、また子どもたちがどのようにそのお金を使っているのかという点に焦点を当てています。伝統的なお年玉を現金で渡す方法は依然として主流であり、97.7%の親が手渡しで現金を渡していると答えています。

一方で、キャッシュレス決済の普及が進む中、今後のキャッシュレスお年玉の導入意向については肯定的に捉える割合も少なくありません。「賛成」という意見の合計は18.6%で、さらに26.0%の人々が中立の立場を示していることから、キャッシュレスお年玉への関心が高まっていることが伺えます。

しかし、住宅事情や金銭管理の感覚からか、キャッシュレスお年玉に対して否定的な意見も多いようです。この行事の特別感が薄れるのではないかと懸念される親が多いようです。キャッシュレスサービスの促進やインフルエンサーによる普及活動があれば、一気に流行する可能性を秘めています。

では、実際にお年玉がどのように使われているのでしょうか。調査によると、お年玉の使い道で最も多かったのは「貯金」で、中高生ともにこの選択肢が1位に立ちました。高校生になると、外食やファッションなどの費用に使う割合が増える一方で、推し活と呼ばれる自己表現や趣味活動への投資は約14%にとどまっています。このことから、中高生は無理のない範囲内での使い方をしているようです。

さらに、昨年と比べたお年玉の平均金額は8,024円で、中央値は5,000円という結果です。69.1%の家庭が「昨年と変わらない」と回答している中、増加した家庭もあることが分かります。物価上昇に伴う厳しい経済状況にもかかわらず、年齢に応じてお年玉を増額する親が心温まる姿を覗かせています。

最後に、今年のお年玉を受け取った子どもたちの反応です。親からの数多くの支援を受けて育つ中高生たちですが、実際に彼らがどのように受け取ったかのデータも重要です。彼らはお年玉を得たら、60%近くが「一部を貯金」する意向を示しており、賢い金銭感覚を持っていることが伺えます。これからの新たなお年玉のかたちは、親と子どもとのコミュニケーションや価値観の変化をも反映する重要な要素となることでしょう。

この調査結果は日本の文化に変化をもたらすかもしれず、伝統的なお年玉に新しい価値を付加する手助けになることが期待されます。今後もこのトピックには注目していきたいと思います。


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会社情報

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株式会社ネオマーケティング
住所
東京都渋谷区南平台町16-25養命酒ビル
電話番号
03-6328-2880

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