49歳、アジア最年長プロボクサーが日本のリングに帰還!
陽光アダチボクシングジム所属の恵良敏彦選手が、2024年9月に日本プロボクシングA級ライセンスを取得し、11月12日に記者発表会を行いました。
恵良選手は、37歳定年制の時代に日本のプロボクシング界から離れ、海外でプロ活動を行ってきました。しかし、長年の夢であった日本のリングへの復帰を諦めず、近年ではオリンピック金メダリストの村田諒太選手に次ぐ2例目のA級ライセンステストに合格。事実上、日本最高齢のプロボクサーとして、来春に日本デビューを果たす予定です。
重度のヘルニア克服からの奇跡の復活
恵良選手は、20歳の若さで重度のヘルニアを発症し、一度はボクシングを諦めざるを得ませんでした。しかし、リングへの強い意志を胸に、長年のリハビリを続け、41歳でタイ国でプロボクサーとして活動を再開。
その後、タイ国フライ級王座を獲得し、さらにスーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級と4階級制覇を達成。アジアボクシング連盟でも5階級制覇を成し遂げ、数々の記録を残してきました。
日本での夢を叶えるために
恵良選手は、海外での戦いを経て、日本での活動を強く望むようになりました。その強い思いが実を結び、ついに日本プロボクシング界への復帰を果たしました。
記者会見では、「日本で最後にリングに上がったのが20歳。日本に帰ってくるまでの30年、何より一番辛かったのは重度のヘルニアでボクシングのリングに上がれなかった約20年です。自身の目標に共感していただき、長い期間リハビリに携わって頂いた医師たちに感謝したい」と語りました。
恵良選手は、年齢を重ねてもなお、KO勝ちにこだわり、その強さは健在。年齢はただの付加価値であり、海外のファンは彼のKOを見にきていると力強く語りました。
日本での新たな挑戦
恵良選手は、日本での活動に意欲的で、「自分にしか出来ないパフォーマンスを日本のボクシングファンの皆様にお見せしたい」と力強く宣言。日本最高齢のプロボクサーとして、今後の活躍が期待されます。
陽光アダチボクシングジムについて
陽光アダチボクシングジムは、大阪市東成区に所在するボクシングジムです。会長の安達哲夫氏のもと、恵良選手のような個性豊かなボクサーを育成しています。