アドバンテック、新スマートパワーデバイスPPC-IPS-150を発表

アドバンテックの最新デバイス「PPC-IPS-150」のご紹介

アドバンテック株式会社が、新たに「PPC-IPS-150」というスマートパワーデバイスの販売を開始しました。このデバイスは、停電時に瞬時に電源をバックアップすることで、高度な電圧レギュレーションとフィルタリング機能を持ち、機器を電圧の変動から守ることができます。内蔵されたリチウム電池により、高い信頼性と長期間の運用が可能であり、結果としてダウンタイムを防ぎ、データ損失も回避することが期待されるため、コスト削減にも寄与します。

「PPC-IPS-150」は、DC24V出力で最大150Wの負荷に対応可能で、DINレールやVESAマウントへの取り付けが容易です。そのため、パネルPCや産業用PCとの統合が簡単に行えます。特に制御キャビネットなどさまざまな産業分野での用途に最適で、電力に関するトラブルへの新たな解決策を提示しています。

高性能なリチウム電池セルの採用

この新しいデバイスには、最先端のリチウム電池セルが搭載されており、信頼性、耐久性、そして充電効率に優れた性能を発揮します。電池は長期間安定した性能を維持し、充放電のサイクルが非常に良好であるため、電池交換の頻度が大幅に減少します。電圧調整機能とフィルタリング機能が組み合わさることで、高低電圧や過渡的サージなどの電気的トラブルから機器を保護し、その寿命を延ばす作用も期待されています。

直感的な管理アプリケーション付き

「PPC-IPS-150」では、WindowsおよびLinux OSに対応したユーザーに優しい管理アプリケーションが用意されています。このアプリケーションは、産業用のIPCシステムに対して安全なシャットダウンと再起動機能を提供し、RS-232接続を通じてシャットダウン遅延時間をカスタマイズできます。電源が突然遮断された際にも、安全にシャットダウンをサポートし、データ損失やハードウェアの故障からお客様を守ります。

マックスモードによる自動調整機能

デバイスには「マックスモード」が搭載されており、バッテリー残量に応じてシャットダウンの遅延時間を自動で調整します。これにより、低電力時でも安全にシャットダウンが行えるため、システム全体の安定性と信頼性が向上します。

コンパクトで高い互換性

「PPC-IPS-150」は、VESA 75/100及びDINレールマウントに対応したコンパクトな設計を採用しており、様々な産業環境への統合が容易です。また、DC12～30Vの入力範囲を持ち、安定したDC24V出力を実現することで、幅広い産業機器と互換性を持つことも魅力の一つです。この汎用性と頑丈な設計により、さまざまな産業用途で最大限のパフォーマンスを提供します。

幅広い産業領域への展開

「PPC-IPS-150」は、パネルPCや組み込み型産業用PC、制御機器、自動化機器、さらに医療機器やエネルギー、通信分野に至るまで、多様なシステムに対して包括的な電源保護を提供します。このような汎用性から、無停電で安定した電力供給が求められる多くの産業用途に最適なソリューションとして展開されています。