日本工業大学が生理用品無料提供サービスOiTrを導入
埼玉県南埼玉郡に位置する日本工業大学埼玉キャンパスは、オイテル株式会社が展開する新しいサービス「OiTr」を導入しました。このサービスは、全国のさまざまな場所で女性に非常に重要な生理用品を無料で提供するものです。2025年7月5日からこの取り組みがスタートし、学生が生理に伴う不安を軽減し、安心して学ぶことができる環境を提供します。
OiTrサービスの詳細
OiTrは、日本で初めて女性個室トイレに生理用ナプキンを常備するという画期的な取り組みです。このサービスを利用するには、専用アプリをダウンロードしてユーザー登録を行います。登録後は、2時間ごとに生理用ナプキンを最大7枚、25日間にわたって無料で受け取ることができます。これにより、急な生理に直面した際も、女性たちは安心して過ごすことができるのです。
日本工業大学埼玉キャンパスへのOiTr設置は、特に女子学生のサポートを重視した取り組みの一環です。大学内には基幹工学部、先進工学部、建築学部の合計3学部と大学院があり、約4,000人の学生が在籍しています。女子学生数は約400人と比較的少数ですが、大学側は「多様性」がイノベーションを生む重要な要素であると考えており、 長期的にはより多くの女性を工学分野に引き込むための環境整備を進めているのです。
大学の取り組み
日本工業大学は、生理用品を無料で提供するOiTr以外にも、女子学生を支援するための多彩な施策を展開しています。例えば、女性専用のパウダールームの設置や、学内における生理休養制度(F休養)の導入が挙げられます。これら全ての取り組みは、女子学生が安心して学び、充実したキャンパスライフを過ごせることを目的としており、大学側の強い支援体制が整っていることが伺えます。
生理の貧困問題へのアプローチ
「生理の貧困」という課題は、単に経済的な問題だけではありません。日本のジェンダーギャップ指数も問題視され、教育、経済、政治、健康など様々な面での不平等が指摘されています。特に生理用品を手に入れられない、またはそのための環境が整わないということは、社会全体の課題であり、すべての人が共感し行動する必要があるとわれわれは考えています。
OiTrは、そのプロジェクトを通じて、社会全体で「生理」というテーマに意識を向けるきっかけを提供しています。生理は決して個々の問題ではなく、すべての人が理解し、支援し合うべき社会的テーマであると位置づけられています。この取り組みによって得られる「当たり前」の存在は、次世代にとって基盤となる価値観を育むことに繋がります。
未来のための目指すべき社会
OiTrは、個室トイレに生理用品が常に存在するという社会を目指し、持続可能な解決策を提供しています。この事業は社会課題をビジネス手法で解決する試みであり、顧客やユーザーが個人の利益だけでなく、社会全体の利益をも考慮しながら「良いこと」を追求するよう促すものとなっています。
積み重ねられた一歩一歩が、私たちの未来をより良いものにするための土台となると信じており、一人ひとりの行動が大切です。是非、OiTrアプリをダウンロードし、弾力ある女性支援の一翼を担って下さい。
お問い合わせ
OiTrサービスや広告メディア「OiTr ads」に関するお問い合わせは、公式ウェブサイトのフォームから行えます。大学が提案するこの活動の一環として、今後とも女子学生が不安なく学び続けられる環境作りに貢献していきたいと思います。