UCC上島珈琲株式会社は、業務用専用カプセル「ドリップポッド」のリニューアルを発表しました。新たに登場するのは「マイルドロースト」「シティロースト」「ダークロースト」の3品で、これらはUCCの「サステナブルなコーヒー調達」基準を満たす豆を50%以上使用しています。これは、持続可能なコーヒー業界を支援するための新たな一歩となります。
ドリップポッドの魅力
「ドリップポッド」は、2015年の発売以来、家庭用はもちろん、企業やホテル、飲食店でも広く利用されてきました。これまで、業務用では主にオフィスやコワーキングスペース、さらにはホテルや美容室など多様な場面での使用が広がっています。ドリップポッドの最大の魅力は、その扱いやすさです。ボタン一つで手軽に本格的なコーヒーを楽しむことができますし、専用カプセルの種類も豊富で、煎茶や紅茶なども選べるため、利用シーンに合わせた飲み物を提供できます。
さらには、個別包装で鮮度が保たれるため飲みごろの味が長く楽しめる点も大きな利点です。抽出時の音が静かなため、オフィスやホテルラウンジなどの多くの人がいる場所でも気軽に設置でき、清掃やメンテナンスも簡単です。このように、ドリップポッドは多くの人々の日常に寄り添うアイテムとなっています。
サステナブルへの取り組み
UCCは2022年に「UCCサステナビリティ指針」を策定し、「コーヒーの力で世界にポジティブな変化をもたらす」というビジョンを掲げています。その一環として、業務用ドリップポッドでもサステナブルなコーヒー調達基準を採用したのは今回が初めてです。
サステナブルなコーヒー調達のロゴマークが付与されたこの新製品は、持続可能な社会の実現に向けた具体的なステップを示しています。家庭用製品では既に一部がサステナブルな豆を使用してましたが、業務用のカプセルもこれに準じた形にリニューアルされたことは、より良い地球環境や生産者の生活向上につながると期待されています。
今後の展望
UCCは今後もドリップポッドのラインアップを増やし、さらなる環境への配慮を進め、コーヒーの持つ可能性と価値を追求していく構えです。11月下旬から新たにリリースされるカプセルは、業務用だけでなく家庭用でも取り入れられており、サステナブルなコーヒーへの取り組みは今後ますます重要性を増していくでしょう。
UCCグループは、2030年までに自社ブランド製品の全てをサステナブルなコーヒー調達にするという目標を掲げ、持続可能なビジネスを構築し、地球社会への貢献を追求していくとしています。コーヒーを通じて生まれる新たな価値が、未来の持続可能な社会に向けた力強い一歩となることが期待されています。
このようなUCCの取り組みは、消費者にとっても魅力的であり、毎日のコーヒーブレイクを一層豊かにする要素となるはずです。今後の展開から目が離せません。