睡眠偏差値調査の結果
2025-03-05 11:31:46

2025年版睡眠偏差値調査結果が明らかにする日本人の睡眠事情

2025年版睡眠偏差値調査結果が明らかにする日本人の睡眠事情



株式会社ブレインスリープが、2025年版「睡眠偏差値®」調査を実施しました。この調査は、日本全国の1万人を対象に行われ、睡眠に関する様々な指標を基に日本人の睡眠状況を詳しく分析しています。今回は、特に注目すべき5つの結果が報告されました。

1. 日本の睡眠時間の現状


調査結果によれば、日本の有職者の平均睡眠時間は6時間50分で、2025年も前年と変わらず、依然としてOECD加盟国の平均である8時間28分を大きく下回っています。特に20代と30代の若年層は平均で7時間を超える一方で、40代以上は睡眠時間の増加が微量で、60代以上に至っては逆に減少しています。これにより、年齢による睡眠の質と量の格差が浮き彫りとなりました。

2. 睡眠状態の誤認


調査参加者の52%が、体感睡眠時間が実際よりも短く感じていると回答。実際の平均睡眠時間が6時間50分であるのに対し、多くの人が自分の睡眠時間を6時間27分と感じており、この誤解が睡眠の質を低下させる要因となっています。

3. 理想と現実のギャップ


調査では、参加者の36.4%が定時後に「睡眠」を優先したいと考えているものの、実際には「仕事」に時間を割いてしまう現状が明らかになりました。時間外労働や通勤時間が優先されるため、睡眠が後回しにされる傾向が強いことが示されています。

4. 通勤時間と睡眠の関係


通勤時間が睡眠時間に与える影響も無視できません。通勤時間が30分未満のグループは平均6時間58分の睡眠を確保しているのに対し、3時間以上の通勤を要するグループは6時間24分と睡眠時間が34分短くなっています。この判明は、長時間の通勤が睡眠の質も悪化させる要因であることを示しています。

5. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の認知度


この調査では、睡眠時無呼吸症候群の認知度が約77%に達し、多くの人がこの病気に対する理解を持っていることがわかりました。しかし、「女性」や「子供」に関する情報に関しては理解が不足していることも明らかです。

結論


ブレインスリープ最高研究顧問の西野精治氏は、今回の調査結果を通じて、睡眠時間の自己認識の向上や、睡眠に関する社会全体の意識の変革を期待しています。睡眠の質向上には、個人の努力だけでなく、企業や社会全体での取り組みが不可欠です。日本の睡眠環境をより良くするためには、今後も連携して積極的な改善策を進めることが重要と思われます。


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株式会社ブレインスリープ
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