AYAが挑んだインクルーシブ映画上映会の全国展開
特定非営利活動法人AYAが、2026年2月1日に沖縄県での上映会をもって、47都道府県でのインクルーシブ映画上映会を達成したことを発表しました。この取り組みは、病気や障がいがある子どもたちとその家族が映画体験を楽しむことを目的とし、全国で94回の上映会が実施され、約1万6798人が参加しました。
開催の背景と目的
この活動は、神奈川県での初開催を皮切りに始まりました。ある参加者の「映画館に行きたいが行けない」という声からスタートしたこのプロジェクトは、医療従事者が常駐しているため、参加者が安心して参加できる環境が整えられています。「声を出しても大丈夫」「じっとしなくても構わない」といった特徴は、従来の映画体験とは異なります。
全国47都道府県での上映会の達成は、単なるイベントではなく、「体験の偏在」をなくし、日本中の病気や障がいのある子どもたちに平等に楽しめる機会を提供するためのものでした。地域による支援の差をなくし、すべての子どもたちが「ワクワクする体験」を共有できる社会を目指しています。
47都道府県到達の意義
AYAでは、全国の家族から寄せられた感想が活動の原動力として機能しています。「家族全員で初めて映画を観ることができた」「AYAのイベントがあったから参加できた」といった声は、彼らの信念をさらに強固なものとしました。また、これまでの上映会を通じて、家族のウェルビーイングに対する影響を学術的に検証する研究も行っています。
達成を支えた多くの協力者
この2年10ヶ月の道のりは、映画業界や企業、医療機関、福祉施設、地域のボランティアなど、多岐にわたる方々の支えがあったからこそ実現しました。代表の中川悠樹氏は、全国展開が短期間で実現できた理由を、「待ってくれている家族に一刻も早く楽しんでもらいたいという思い」と語ります。AYAの活動は、全国の生の声を社会へ届けるスタートラインであり、今後も多くの人々の協力が必要です。
今後の展望
AYAでは、2027年5月の第3日曜日に全国同時開催の「映画DAY」の設立を目指しています。全国47都道府県で「誰もが映画館で映画を楽しめる日」として同時開催するためには、さらなる協力が重要です。このインクルーシブな取り組みを通じて、日本全国の子どもたちに素晴らしい体験を届けることを目指しています。
AYAは、これからも映画の楽しさや可能性を広げる活動を続けていきます。皆さんのご支援をお待ちしています。