新サービス登場!
2024-07-23 18:28:56

新たな生成AIの進化!SLMファインチューニングサービスを発表

新たな生成AIの革新:SLMファインチューニングカスタムサービスの発表



AIソリューションを展開する株式会社ヘッドウォータースが、小規模言語モデル(SLM)を活用した新しいカスタムサービス「SLMファインチューニング」を開始しました。このサービスは、企業が生成AIを業務に活用する際の精度向上を目的としており、特に「Phi-3」「Llama-3」「GPT-4o mini」といったモデルを中心としたソリューションを提供します。

企業ニーズに応じた精度向上


ヘッドウォータースは、Azure OpenAI Serviceを通じて企業向けの生成AI関連サービスを拡充してきました。多くの企業が、専門用語や業界特有の言葉に対応するためのサポートを求めており、これに応える形で新サービスが誕生しました。このSLMファインチューニングは、特に正確性を求める場面で高い効果を発揮します。

RAGとファインチューニングの選択肢


生成AIを業務に利用する際、企業は独自プロンプトや業務データをもとにLLMをカスタマイズする必要がありますが、主にRAG(Retrieval Augmented Generation)とファインチューニングという2つの方法があります。ファインチューニングは高い専門知識とコストが求められるため、多くの企業はRAGから始める傾向にあります。しかし、RAGにもハルシネーション(誤回答)のリスクがあります。そこでヘッドウォータースはSLMを用いて、この課題に対処する方法を模索しています。

SLMの利点


SLMの主な利点は、その軽量化にあります。また、少ないデータ量での学習が可能で、業界固有の知識を優先させることで、誤った情報の生成を最小限に抑えることができます。これにより、コスト効率が良く、応答時間の短縮にもつながります。

ヘッドウォータースでは、AzureやCopilot+ PCとの親和性を考慮しながら、SLMが持つ日本語対応の課題解決にも力を入れています。特に、Meta社の「Llama-3」を基にした日本語学習モデルを活用し、OpenAI社の「GPT-4o mini」を組み合わせることで、システム全体の効率性を向上させています。

企業向けソリューションの拡充


今後、ヘッドウォータースはSLMに基づくさらなる機能を展開する計画です。例えば、マルチモーダルSLMやオンプレミス生成AI、ローカルSLMといった新しいソリューションが登場し、個々のニーズに応じたサービス展開を行うことを目指しています。また、顧客企業とのアライアンスを強化し、共に生成AI経済圏の拡大を図っていく方針です。

まとめ


今回発表されたSLMファインチューニングサービスは、企業の生成AI活用において新しい可能性を提供します。正確性の向上、コスト効率、業界特有の課題解決が期待できるこの新サービスは、企業競争力の向上に寄与することでしょう。ヘッドウォータースは、今後も生成AIの発展に貢献し、顧客のニーズに応える取り組みを続けていきます。


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会社情報

会社名
株式会社ヘッドウォータース
住所
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
電話番号

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