キングサーモンプロジェクト
2023-06-05 10:00:02
先端技術で支える医療の未来「キングサーモンプロジェクト」でDr.JOY採択
先端技術で支える医療の未来
東京都が進める「キングサーモンプロジェクト」において、医療勤怠管理システム「Dr.JOY」が採択企業に選ばれました。このプロジェクトは、先端技術と都政課題のマッチングを通じて、医療現場の効率化を図ることを目的としています。具体的には、医療機関における勤怠管理に新たなアプローチをもたらし、医師が本来の業務に専念できる環境を整備することを目指しています。
Dr.JOYの特長と導入事例
「Dr.JOY」は、ビーコン技術を活用した勤怠自動打刻システムで、医師が携帯する発信機から院内の受信機が位置情報を取得し、自動的に出退勤時刻を記録します。このシステムは、日またぎ勤務や当直明け、オンコール、外勤の戻り打刻といった医師特有の勤務形態に柔軟に対応しているため、複雑になりがちな勤怠管理を大幅に効率化します。さらに、医師がどのエリアにどれくらい滞在したのかをタイムラインで振り返ることができ、残業や研鑽申請にも役立ちます。
現在、「Dr.JOY」は全国の39の大学病院と100以上の民間病院で導入が進んでおり、その数はさらに増加する見込みです。特に来年の4月までには、54の大学病院での導入が予定されています。この取り組みは、医師たちの勤怠管理だけでなく、医療サービス全体の向上にも寄与することが期待されています。
キングサーモンプロジェクトとは
「キングサーモンプロジェクト」は、東京が先端事業と都政課題をどのように結びつけられるかを試みるプロジェクトです。このプロジェクトでは、東京都立病院機構や東京都立墨東病院と連携し、Dr.JOYを用いた勤怠管理システムの実装を進めていきます。これにより、手動で行っていた勤怠管理が効率化され、医師は患者と向き合う時間を増やすことができるようになります。
東京都は本プロジェクトを通じて、医療分野における課題解決型のスタートアップを育成し、持続可能な医療体制の構築を促進したいと考えています。つまり、これからの医療に求められるのは、デジタル化やテクノロジーの活用による効率化なのです。
Dr.JOYの機能と利便性
Dr.JOYは単なる勤怠管理ツールにとどまらず、医療現場の様々なニーズを満たす機能を持っています。例えば、拘束時間の管理や、薬剤の副作用検索、さらには医療関係者とのコミュニケーション機能など、医療現場で必要不可欠な機能が統合されています。また、このシステムは医療機関ごとのニーズに合わせたカスタマイズが可能で、より効果的な運用が期待できます。特に、院内のスタッフとの情報共有を円滑にするためのチャット機能は、チーム医療の強化にもつながります。
未来の医療を拓く事業
このように、「キングサーモンプロジェクト」による取り組みは、医療現場の効率化だけでなく、医療の質向上にも寄与することが期待されています。都内の病院における「Dr.JOY」の導入が進むことで、医師たちがより多くの時間を患者に費やし、質の高い医療サービスを提供できる環境が整っていくのです。このプロジェクトは、東京の医療を進化させるだけでなく、他の地域における医療システムの改革のケーススタディとなる可能性を秘めています。
「キングサーモンプロジェクト」に関するさらなる情報は、公式ウェブサイトをご確認ください。
会社情報
- 会社名
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Dr.JOY株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門2丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー17F
- 電話番号
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