初のコストコ専用店
2022-12-09 14:00:08
コストコ専門ネットスーパー「SocToc」が資金調達を実施、今後の展開にも期待
コストコ専門ネットスーパー「SocToc」が新たな挑戦を開始
株式会社WeCanDoItが展開するコストコ専門のネットスーパー「SocToc」が、East Venturesをはじめとする投資家から3,500万円の資金調達を実施しました。この動きは、コストコの魅力をより多くの人々に届けるための新たな一歩といえるでしょう。
背景
コストコは1999年に日本に初進出し、その後、着実に店舗数を増やし続けています。2022年12月時点で全国に31店舗となり、テレビやSNSなどのメディア露出も増加、認知度や人気も高まっています。特にコロナ禍以降、自宅での食事を重視する傾向が強まり、中食やデリバリーサービスの需要が急増しています。
しかし、都市部に住む人々にとって、コストコでの買い物にはいくつかのハードルがあります。たとえば、車がないと店舗にアクセスが難しいことや、駐車場や周辺道路の混雑が問題です。また、コストコは大容量の商品が多いために、単身世帯やDINKsのような少人数家族では、一度に消費しきれないことがあり、購買をためらうケースがあるのです。
「SocToc」の特徴
そのような課題を解決するために生まれたのが「SocToc」です。このサービスでは、コストコの人気商品をスマホから簡単に注文でき、自宅まで新鮮な状態で届けてもらえます。特にディナーロールや生サーモンといった生鮮食品が含まれています。
配送は、注文の前日または当日に仕入れたものを届けるため、鮮度が大変重要視されています。また、大容量のパンやデリを小分けにしたり、詰め合わせ商品を提供することで、「新商品を試してみたい」というニーズにも応える体制が整っています。
「SocToc」のβ版は本日から先行登録が始まり、2023年1月からは首都圏でサービス提供が開始される予定です。今後はサービスエリアを順次拡大し、さらに多くの人にコストコの魅力を届けることを目指しています。サービスの詳細は公式サイトで確認できます。
代表者のコメント
WeCanDoItの代表取締役CEOである大里健祐氏は、自身が熱心なコストコのファンであることからこのサービスを立ち上げる決意を固めたと語ります。彼は「SocToc」という名前は「Costco」を並び替えたものであり、「コストコの魅力をより多くの人に届けたい」という理念を示していると説明しています。
また、今回の資金調達には、East Venturesをはじめとする専門家が参加し、ユーザー向けのストア開発やフルフィルメントシステムの整備に資金を活用するとのことです。顧客満足度向上に向けて全力で取り組んでいくと、意気込みを見せています。
投資家からの反応
このサービスに対する投資家の期待も高まっています。Brandismの代表取締役、木村元氏は、コストコへのアクセス向上が消費者にとっての大きな利点だとし、開発チームのリーダーシップにも信頼を寄せています。さらに、鈴木啓祐氏は大里氏との過去の経験が、今回のプロジェクトにおいて強力にサポートされると述べています。
会社概要
株式会社WeCanDoItは2022年に設立され、東京都新宿区に本社を置いています。コストコを愛する人々のために、便利で効率的なサービスを提供することを目指し、今後もますます注目を集める存在となるでしょう。今後の展開にも期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社WeCanDoIt
- 住所
- 東京都新宿区西新宿3-3-13西新宿水間ビル6階
- 電話番号
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