福利厚生で賃上げを
2025-03-27 14:33:17

名古屋商工会議所が推進する福利厚生「チケットレストラン」で賃上げをサポート

名古屋商工会議所は、株式会社エデンレッドジャパンとの提携により、会員企業の賃上げを実現するため、新たに「チケットレストラン」という食事補助制度の提供を開始します。このサービスは、2024年4月1日から利用可能となります。

1. 背景


現在、多くの産業で人手不足が深刻化しており、それに伴い採用競争が激化しています。この状況下、多くの企業が賃上げや福利厚生の充実についての課題を抱えているのが現実です。特に、今年の春闘では大手企業が昨年と同じ水準での賃上げを実施する中、特に中小企業は物価上昇分の価格転嫁がうまく進んでおらず、賃上げ資金の確保に苦慮しています。

名古屋商工会議所が発表した定期景況調査(3月14日発表)によれば、次年度において「既存社員のベースアップ」や「定期昇給」を予定している企業は約4割に達しています。しかし、その中で中小企業の約60%が「賃上げの原資が確保できない」状態にて、防衛的な賃上げを実施せざるを得ないのが現状です。

企業の声を聞くと、「賃上げや休暇の日数の増加を行わなければ採用や人材の定着は見込めない」(建設業)や、「労務費の上昇分を価格として転嫁することが課題となっている」(製造業)といった意見が見られます。さらに、「賃上げを大幅に実施すると、長期的に労務コストが増加するため、福利厚生の充実や業績連動型の給与体系の導入を進めたい」(サービス業)など、多くの企業で福利厚生の強化が求められています。

2. チケットレストランの概要


「チケットレストラン」は、福利厚生費として企業が負担した金額が非課税となる食事補助制度です。

特長1: 企業の負担を軽減し、実質的な賃上げを実現


この制度では、企業と従業員それぞれが上限3,500円(税抜)の負担を行うことで、非課税の食事補助を提供することができます。これにより、企業にとっての負担は抑えつつ、従業員にとっては実質的な賃上げが実現します。

特長2: 幅広い利用が可能


チケットレストランは、プリペイドカード型電子マネー「iD」を使用しており、どんな勤務環境でも公平に利用することができます。食事だけでなく、お菓子や飲み物も全国25万店舗以上の飲食店やコンビニで利用できるため、使い勝手が非常に良好です。また、社員食堂の利用率向上にも寄与することでしょう。これは、シンプルな仕組みで、契約から利用開始まで約1ヶ月の短期間で実現します。

3. 導入費用と申し込み


詳細な申し込みは名古屋商工会議所のウェブサイトから行えます。導入説明会も予定されており、そこでは「チケットレストラン」の仕組みやメリットについて深く理解することができます。

導入説明会は4月21日(月)に開催され、参加申し込みを受け付けています。この機会に是非検討してみてはいかがでしょうか。

4. エデンレッドジャパンのご紹介


株式会社エデンレッドジャパンはフランス・エデンレッド社の100%出資子会社で、1987年に設立されました。現在、チケットレストランを導入している企業数は3,000社を超え、利用者は20万人以上、加盟店は25万店以上に上ります。こうした実績を背景に、名古屋商工会議所と連携することで、地域企業の人材確保に寄与していくことを目的としています。

【お問い合わせ先】
名古屋商工会議所 中小企業部会員サービス担当 岡本 まで。
電話:052-223-5742、メール:[email protected]



画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
名古屋商工会議所
住所
愛知県名古屋市中区栄2-10-19-
電話番号
052-223-5612

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。