壁がなくても安心のEV充電環境を支えるパナソニックの新支柱Dポール
パナソニック株式会社のエレクトリックワークス社が、屋外向けの電源コンセント支柱「Dポール[EV・PHEV充電用]」の新たな品種を3種類発表しました。この新しい支柱の登場は、2050年のカーボンニュートラルに向けた国の施策とも連動し、電気自動車(EV)の普及による充電インフラの整備を推進する重要な一歩となります。
Dポールとは?
Dポールは、屋外の壁のない場所でも安心して電源コンセントやEV・PHEV充電器を設置できる特徴を持つポールです。その役割は、電線を通線することで、戸建住宅や集合住宅、さらには公共施設や商業施設に至るまで、幅広い用途での利用が可能です。2015年の発売以来、多くの現場で採用されており、今回の新商品リリースによってそのラインアップがさらに広がります。
新たに追加された3つの品種は以下の通りです。
1.
ELSEEV hekia S Mode3専用:ポール1本でEV充電器を2台取り付け可能。省スペース設計が魅力。
2.
端子台内蔵:別タイプのEV充電器への簡単な取り替えが可能で、電圧降下対策が施された設計。
3.
アンカーフレーム用:コンクリート不要で土中埋設が可能。施工も1日で完了するため、工期を大幅に短縮できるのが大きな特長です。
「ELSEEV hekia S Mode3専用」は、平面駐車場などで利用されることを想定し、1本のポールに2台の充電器を設置できるように設計されています。特に、新たに加わったブラックカラーは、エクステリアに合わせた選択肢を提供します。
端子台内蔵モデルは「交換プレート」を用いることで古い充電器と新しい充電器の交換が容易になります。これは、ポールの交換を避けつつ、多様なEV充電器環境を整えられるため、特に管理者にとっての利便性が向上します。さらに、最大22平方ミリメートルまでの電線ケーブルを接続できるため、駐車場が建物から離れた位置にある場合でも、電圧降下の心配を軽減します。
アンカーフレーム用モデルは、コンクリートを用いないため、1日で施工が完了するスピードが大きな利点です。通常は施工に5日以上かかるところを、これによって短縮でき、迅速にEV充電インフラを整備することが可能となります。
Dポールのデザイン
Dポールは、環境への配慮と美しさを追求したデザインが特徴です。ノイズの発生をできる限り抑えたシンプルなフォルムは、どんな景観にも調和します。これにより、周囲の環境の価値を高め、利用者にとっても安心感を与える製品となっております。
パナソニックは今後も、脱炭素社会を実現するため、EV充電インフラの整備を少しでも加速していく方針です。これらの新製品によって、EV充電環境がさらに整備され、多くの人々がEVを利用しやすくなることが期待されます。
商品概要
- - Dポール フラットワイドタイプ[EV・PHEV充電用]ELSEEV hekia S Mode3専用
- 希望小売価格(工事費別):55,770~130,900円(税込)
- 発売日:2025年7月22日
- 販売目標:22,000本/年
- - Dポール フラットワイドタイプ[EV・PHEV充電用]屋外コンセント用(端子台内蔵)
- 希望小売価格(工事費別):19,800~104,500円(税込)
- 発売日:2025年6月23日
- 販売目標:22,000本/年
- - Dポール スタンダードタイプ/フラットタイプ[EV・PHEV充電用]屋外コンセント用(アンカーフレーム用)
- 希望小売価格(工事費別):26,730~66,000円(税込)
- 発売日:2025年6月23日
- 販売目標:22,000本/年
新たな「Dポール」の誕生により、今後のEV充電インフラの進展が楽しみです。興味のある方は、ぜひ詳細な情報をチェックしてみてください。