亀岡市がウクライナ・トルスカヴェーツ市との国際交流を開催！

京都府亀岡市は、2025年7月16日から22日まで、ウクライナ西部のトルスカヴェーツ市からの訪問団を迎え入れることになりました。この特別な交流は、平和への願いを共有し、国際的な友情を築く重要な機会となります。亀岡市とトルスカヴェーツ市、両市の持つ背景や魅力、地域の交流内容について詳しくご紹介します。

トルスカヴェーツ市の訪問団

訪問団のメンバーには、トルスカヴェーツ市長アンドリー・クルチンスキー氏や市議会議員、顧問などが含まれており、7日間にわたり亀岡市の魅力を体験します。特に、市内の小学校での交流活動は、両市の子どもたちが言葉の壁を越えて相互理解を深める素晴らしい機会となるでしょう。

経緯と背景

この交流の起源は、亀岡市が「万博国際交流プログラム」に登録したことにあります。ウクライナが戦時中であり、他の自治体からは交流の申し出が少なかった中、亀岡市がウクライナの避難民を受け入れた経験からこの繋がりが生まれました。また、ウクライナ大使館の協力もあり、正式に交流の相手国として認定されました。

4月には、ウクライナの経済副大臣が亀岡市を訪問し、その際には感謝の意が表明されました。そして、トルスカヴェーツ市長からも亀岡市への交流の意思が込められた親書が届きました。

トルスカヴェーツ市とは

トルスカヴェーツ市はウクライナのリヴィウ州に位置し、ポーランドとの国境に近い温泉地として知られています。特有の香りを持つ「ナフトゥシャ」という名の鉱泉が有名で、観光地としても注目されています。亀岡市と同様に自然環境と環境政策に配慮した取り組みが行われているため、両市の交流には多くの共通点があります。

7日間の交流プログラム

訪問団は、亀岡市に滞在中に様々な活動を行います。市長や議長との表敬訪問、さらには亀岡の魅力を体験する市内視察が含まれています。また、7月21日にはガレリアかめおかで「亀岡市×トルスカヴェーツ市友好記念シンポジウム」が開催され、友好合意書の調印式や特別講演が行われます。

シンポジウムでは、亀岡市長とトルスカヴェーツ市長が正式な友情の証を結び、今後の交流に向けた意見交換も行われる予定です。参加者には、地元の文化やウクライナの魅力を知る貴重な機会となることでしょう。

亀岡市の魅力

亀岡市自体も訪れる価値十分な魅力にあふれています。京阪神からアクセスも良好で、豊かな自然に恵まれています。特に、「霧の芸術」と讃えられる幻想的な霧や、エコで有名な花火大会、季節ごとの風物詩が地元の特色です。また、環境先進都市としての取り組みも評価されています。

今後の交流が、両市の架け橋としてさらなる発展を遂げることを願っています。他にも多くの国際交流活動が期待されており、地元の皆様もぜひこの機会を楽しんでいただきたいと思います。