医療・介護連携ポータル
2019-10-28 15:14:40
東京都における医療・介護連携を支えるポータルサイトの設計・開発が決定
東京都における医療・介護連携ポータルサイト設計・開発
株式会社カナミックネットワーク(本社:東京都渋谷区)は、東京都が実施する「東京都多職種連携ポータルサイト設計・開発業務委託」を受託したことを発表しました。このプロジェクトは、同社が長年にわたって培ってきた医療や介護の連携に関する知識や技術を基にして、東京都内全域での医療・介護の連携を一層強化することを目的としています。
事業の目的
この事業の主な目的は、ICT(情報通信技術)を活用して情報共有のための共通ポータルサイトを構築することです。このポータルサイトにより、地域の医療・介護関係者や医療機関間の広域的な連携を促進し、東京都内での在宅療養を支援する体制を強化します。
現場が抱える課題
東京都内の在宅療養現場においては、医療・介護関係者が患者情報を共有する際に、異なる地域で異なる情報共有システムが使用されていることが問題視されています。これにより、患者情報共有には複数のシステムを併用する必要が生じ、その運用が煩雑になるケースが多く見られます。さらに、転院調整においても、情報が不足しているために転院先の決定に時間がかかることがあり、医療機関間のスムーズな連携が求められています。
ポータルサイトの機能
このポータルサイトでは、以下のような主要な機能が予定されています。
1. 多職種連携タイムライン
この機能により、患者ごとに異なる情報共有システムが利用されている場合でも、ポータルサイトを通じて患者情報の更新状況を一元的に確認できます。これにより、各システムにアクセスする手間が省け、情報の円滑な共有が実現します。
2. 転院支援サイト
転院支援サイトでは、退院予定の患者の受入れに関して、転院元病院と受入病院の双方からアプローチが可能となります。このしくみにより、患者が円滑に転院できるようサポートします。
今後の展望
このプロジェクトは、東京都の令和元年度予算に基づいたものであり、業績に影響を与えるのは2020年の9月期を見込んでいます。具体的な業績予想は2019年11月8日に発表される予定です。
カナミッククラウドサービスについて
カナミックネットワークが提供する「カナミッククラウドサービス」は、高齢化社会に対応するための地域包括ケアシステムを実現することを目指しています。このサービスは、地方自治体や医師会、介護サービス事業者との連携を進める情報共有システムを提供しており、地域の医療・介護関係者との連携を支援しています。
以上が、東京都多職種連携ポータルサイトの構築に関する情報です。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社カナミックネットワーク
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイス31階
- 電話番号
-
03-5798-3955