晴明神社の新たな御朱印「刺繍朱印【七夕】」
古都京都に位置する晴明神社では、2025年6月1日から「刺繍朱印【七夕】」の授与が開始されます。この御朱印は、安倍晴明公を祀る神社ならではの花である桔梗をモチーフに、天の川を表現した美しい刺繍が施されています。晴明公は平安時代に活躍した著名な陰陽師であり、天文学においても多大な功績を残した人物です。特に、星を観測し続けた彼にとって星空は身近な存在であり、この御朱印を通じてその思いを感じていただければと思います。
御朱印の特徴と授与情報
刺繍朱印「七夕」は、参拝者の願いを星々と共に届けるために、一針一針丁寧に刺繍された作品です。授与期間は2025年6月1日から8月29日までで、初穂料は1,200円。サイズは150mm×148mmとなっています。この御朱印を手にすると、参拝日付が左下に押印されており、記念としても価値があります。
なお、刺繍朱印は数に限りがあるため、訪れる際はお早めにご利用ください。郵送授与は行っておらず、現地での受け取りだけが可能です。
七夕まもりの授与について
また、同じ期間中には「七夕まもり」も授与されています。初穂料は1,000円で、サイズは小さめの45mm×30mm。西陣織の素材を使用し、技芸の上達や願い事の成就が期待できるお守りとなっています。このお守りには晴明神社の社紋である晴明桔梗が刺繍されており、七夕のイベント終了までのお楽しみです。
安倍晴明公の偉業と晴明神社の歴史
安倍晴明は961年ごろに陰陽師としての地位を得て、971年には天文博士として陰陽寮の天文学を統括。村上天皇や花山天皇、一条天皇に仕え、彼らからの信頼も厚く、85歳という長寿を全うしました。このように、晴明公の業績にまつわるものであるため、晴明神社では特に厄除けの御利益を求めて多くの参拝者が訪れます。
晴明神社は寛弘4(1007)年、一条天皇の命により創建され、晴明公の偉大な業績を称えるために建てられました。長い歴史の中で、晴明公が実現した数々の魔を祓う力が今も受け継がれ、多くの参拝者を引き寄せています。
参拝情報とアクセス
晴明神社の所在地は京都市上京区堀川通一条上ル晴明町806で、参拝時間は午前9時から午後5時30分まで。市バスの9番または地下鉄の今出川駅から徒歩約12分とアクセスも良好です。訪れた際は、ぜひ新たな刺繍御朱印とともに安倍晴明公の歴史に触れ、願いを託してみてはいかがでしょうか。
星たちがあなたの願いをしっかりと受け止めてくれることでしょう。