免田事件上映会
2024-06-27 02:24:47

免田事件再審無罪判決40周年記念上映会 「嘘~33年目の証言~」開催

熊本大学文書館では、本学の歴史に関する資料に加え、社会的にも関心が高い免田事件に関する資料の収集・保存・公開を行っています。

免田事件再審無罪判決40周年を記念し、昨年開催された第1回上映会に続き、RKK熊本放送制作・著作番組「嘘~33年目の証言~」(1981年6月29日放送、56分)の上映会が開催されます。

戦後の新しい刑事訴訟法下での重大事件第一号となった免田事件は、冤罪の原点と呼ぶべき要素が多くあります。確定死刑囚が再審で無罪になった冤罪事件は免田事件を含め4件あり、現在再審公判が開かれている袴田事件が5件目になるか注目されています。

今回の上映会では、来場者の方々と番組を視聴し、時事解説を交えながら、冤罪と再審請求に関する現在の問題について議論を行います。学生や一般のみなさまと共に考える機会となれば幸いです。

開催概要



日時: 令和6年7月13日(土)13:00~15:30 ※ 12:30開場・受付開始
場所: 熊本大学黒髪北地区 くすの木会館レセプションルーム (熊本市中央区黒髪2丁目40番1号)
対象: 一般の方(興味がある方はどなたでも)
参加費: 無料、予約不要
主催: 熊本大学文書館
協力: RKK熊本放送

※ 詳しくは別紙チラシまたは文書館ホームページをご覧ください。
http://archives.kumamoto-u.ac.jp/info/info_20240713.html
免田事件は、戦後日本の司法制度の課題を浮き彫りにした象徴的な事件です。確定死刑判決から33年後に再審無罪判決が出されたことは、司法の誤りを認め、再審制度の重要性を示すものでした。今回の上映会は、単に過去の事件を振り返るだけでなく、現代社会における冤罪問題や再審請求の課題を改めて考えさせる貴重な機会となるでしょう。

番組「嘘~33年目の証言~」は、免田事件の真相に迫るだけでなく、当時の社会状況や司法制度のあり方についても深く考察しています。上映後に行われる議論では、参加者同士で意見交換を行い、それぞれの視点から問題点や改善策について考えることができます。

学生や一般の方々が、冤罪問題について関心を深め、社会の一員として積極的に議論に参加することで、より良い司法制度の実現に貢献できるのではないかと期待されます。

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