JR東日本による新たなお米販売サービスの概要
近年、米価の高騰が続いている中、JR東日本グループは、お客様の食卓に"生活応援価格"でお米をお届けするための施策を強化しています。その一環として、第4弾として始まった新しいお米販売サービスに注目が集まっています。このサービスは、実質的な鉄道ネットワークに加え、ECサイト「JRE MALL」を活用し、手頃な価格で質の高い備蓄米を提供するものです。
このたび、政府備蓄米を新幹線や在来線特急などの輸送手段を利用し、全国各地に配送することになります。販売は、予約購入方式を採用しており、事前にJR東日本の「JRE MALL」で予約を行うと、駅設置の多機能ロッカー『マルチエキューブ』や指定の駅での商品受け取りが可能です。これにより、地域への配送の拡充を進めるだけでなく、トラックドライバー不足といった社会問題の解決にも寄与しようとしています。
予約から受け取りまでの流れ
このお米の販売スケジュールは、事前予約が7月4日(金)10:00から始まり、予約受け付けは7月7日(月)の23:59までとなります。受取日は7月8日(火)で、受取方法には駅での受け取りまたは『マルチエキューブ』での受け取りが選べます。
具体的には、販売されるのは令和3年産の政府備蓄米5kgで、価格は税込みで1,944円。さらに、事前予約を行った利用者には、特典としてJRE POINTが250ポイントプレゼントされる嬉しいサービスも。なお、ロッカーを利用する際は別途250円の利用料が必要です。商品は、在庫がなくなり次第販売終了となるため、早めの予約を推奨します。
利用可能な駅
お米の受け取りが可能な駅は多岐にわたります。たとえば、甲府駅や熱海駅、新浦安駅、海浜幕張駅などでは、その駅に到着した輸送列車を利用できます。また、勝田駅や長野駅は、指定された特急列車からの受け取りが可能です。さらには、北赤羽駅や北千住駅など、合計で計6箇所の多機能ロッカーからもお米を受け取ることができます。
『はこビュン』サービスの魅力
今回の仕組みの中核となるのが、JR東日本が展開する『はこビュン』という荷物の輸送サービスです。速達性と定時性に優れ、環境にも優しい鉄道の強みを生かしたこのサービスは、地域とモノをつなぐ新しい物流の形として注目されています。このシステムは、地域の活性化だけでなく、社会課題の解決にも貢献することを目指しています。
利用者は、予約から輸送、受け取りまでの一連の流れをシームレスに体験でき、利便性が高まります。
多機能ロッカー『マルチエキューブ』の利便性
さらに、新しく導入された『マルチエキューブ』によって、利用者はより快適にサービスを利用できます。このロッカーは、予約、預入、受取、発送の4つの機能を一台で対応可能。必要に応じたロッカーの利用ができ、常時施錠されているため、安全性も高いのが大きな特長です。
このような手段を通じて、JR東日本グループは生活を支えるさまざまな取り組みを進めており、地域社会への貢献とお客様の利便性向上を図っていく所存です。