ゼリー飲料が運動時の快適度と安定度を向上させる研究結果
研究の背景と目的
近年、ゼリー飲料は便利な栄養補給食品として広がりを見せていますが、その心理的な影響に関する研究はまだ不十分です。特に、ゼリー飲料とジュース飲料(ゲル化剤なし)の比較が行われていないため、本研究では両者を摂取し運動時の主観的な心理状態に与える影響を探求しました。
研究手法
参加者は運動習慣のある健常男子7名(21歳から23歳)でした。被験者はゼリー飲料とジュース飲料の2条件で運動を行い、二次元気分尺度測定(TDMS-ST法)を使用して安定度や快適度を数値化しました。運動中や摂取後の心理的評価を5回実施し、運動負荷は自転車エルゴメータを用いて設定されました。
研究結果
結果として、ゼリー飲料を摂取した際の安定度はジュース飲料と比較して高い値を示し、特に運動後には顕著な差がありました。また、快適度においてもゼリー飲料が有意に高い結果が得られました。これに対し、活性度には有意な差は見られなかったため、ゼリー飲料が運動時の心理的安定度と快適度へ強い影響を持つことが示唆されました。
結論
この研究は、ゼリー飲料が単なる栄養補給ではなく、心理的な側面にも良好な影響を与えることを明らかにしました。今後の研究では、被験者数の拡大や運動強度の多様化を通じて、さらなる知見を得ることが期待されます。特に、アスリートのパフォーマンス向上や一般の人々の健康促進に役立つ情報となるでしょう。