シスウェーブHD、オーストラリアにおけるスーパーソルガム種子販売権を取得

シスウェーブHD、オーストラリアでのスーパーソルガム販売権を取得

シスウェーブホールディングス（以下、シスウェーブHD）は、オーストラリアでのスーパーソルガム種子の販売に関する覚書を締結し、バイオ燃料事業をさらに加速させる方針を示しました。この取り組みは、親会社である株式会社日本ソルガムと、オーストラリアのアースノートとの間で実施されるものです。

スーパーソルガムとは？

スーパーソルガムは、栄養価が高く、耐干ばつ性のある穀物で、バイオ燃料や飼料、食品としての利用が期待されています。オーストラリアは広大な耕地や先進的な農業インフラを有しており、スーパーソルガムの栽培に適した地域とされています。

オーストラリアの農業環境

オーストラリアは、特にクイーンズランド州において、サトウキビの生産が盛んです。この地域は、年間3,145万トンというサトウキビ生産量を誇っており、特に収穫効率が高いことが特徴です。クイーンズランド州の優れた農業環境は、スーパーソルガムの商業化を進める上での大きなアドバンテージとなります。

パートナーシップと今後の展望

現在、シスウェーブHDは現地の農業関係者から高い関心を寄せられており、今後はスーパーソルガム種子の販売や、関連事業のパートナー企業の選定を進める計画です。また、スーパーソルガムから生成される副産物のブドウ糖や果糖を活用した液糖ビジネスの展開も視野に入れています。

今後の戦略

シスウェーブHDは、スーパーソルガムの栽培によって得られる高効率な収量の実現を目指しています。この高収量は、現地のサトウキビよりも優れていると予測されており、非常に高い市場価値が期待されます。さらに、将来的には、オーストラリア国内での販売網を強化し、持続可能な収益向上を図る考えです。

企業情報

シスウェーブホールディングスは、1970年に設立され、神奈川県川崎市に本社を構えています。株式は東証JASDAQに上場しています。関連企業には、シスウェーブ、シスウェーブトレーディング、シスウェーブテクノなどがあり、グループ全体での事業展開を進めています。

この新たな試みがどのように展開されていくのか、今後の動向が注目されます。