松本市のレトロビル再生プロジェクト始動、スモールビジネスに最適な拠点誕生

松本市の魅力を再発見するレトロビル再生プロジェクト

2025年10月8日、長野県松本市で新たに始まるリノベーションプロジェクトが注目を集めています。その名も「松永ビル」。43年前に建設されたこのレトロビルが、不動産賃貸業の「sanroku base（サンロクベース）」によって生まれ変わります。今回、4つの区画を入居者向けに募集し、スモールビジネスの拠点として新たな魅力を提供します。

スモールビジネスに最適な空間

松永ビルは、住居兼店舗としての利用を意識して設計されており、賃貸料金は7万円台から。具体的な募集内容は以下の通りです。

- 厨房・販売スペース付き兼用住居（2区画）
- 店舗または事務所（1区画）
- 飲食店（1区画、現況貸し予定）

このビルは、起業や副業を始めたい人々にとって、生活空間と仕事の場が融合した理想的な環境を提供します。松本市内の中心部に近く、観光地としても知られる松本城や四柱神社からも徒歩圏内なのも大きな魅力です。

レトロな魅力にあふれたエリア

「松永ビル」が位置する城東は、かつて活気に満ちた飲食街として知られ、多くの店舗が営業していました。しかし、昨今は静かな雰囲気が漂い、懐かしい町並みが残されています。松永ビルも、昔はスナックやパブとして賑わっていた場所で、長年空室が続いていましたが、今回のリノベーションで新たな命を吹き込まれることになります。

地元の会社員が手掛けるプロジェクト

このプロジェクトを進めているのは、数年前に松本市に移住し、地元の会社で働く一人の不動産好きな会社員です。彼は個人事業主として、地元金融機関や工務店の協力を得てこの計画を推進しています。松本市は観光地としても注目されていますが、同時に居住目的の移住希望者が多いエリアでもあります。即ち、彼は「小さなビジネスを始めるための理想的な場所が必要だ」と感じ、このプロジェクトをスタートさせました。

地域への影響を見据えた再生

ビル全体の再生は大きな開発ではありませんが、地域全体の景観や人々の流れを豊かにするきっかけになると期待されています。初期コストを抑えつつ、ビジネスを始める場を提供することで、松本市に新しい風を吹き込むことを目指しています。現在、松永ビルの入居者は2025年の12月上旬から可能予定で、事前の内覧希望も受付中です。