HERALBONYアート賞
2024-08-08 22:20:31

初開催の国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」授賞式が成功裏に終了

ヘラルボニーが主催する新たな国際アートアワード



8月8日、東京のパレスホテルでは、株式会社ヘラルボニーが初めて主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」の授賞式が華やかに執り行われました。このアワードは、障害のある作家の才能を世に広めることを目的として始まりました。グランプリには、仙台市在住の浅野春香氏の作品「ヒョウカ」が選ばれ、世界28カ国から集まった1,973作品の中での栄誉を勝ち取りました。受賞した浅野氏には賞金300万円が贈られ、ヘラルボニーとの作家契約も結ばれています。受賞作家は、今後さまざまなライセンスで国内外に自身の作品を発信していくこととなります。

深い思いが込められた受賞作



浅野氏のグランプリ作品「ヒョウカ」は、「社会で評価されたい」という強い思いから生まれました。彼女は20歳の時に統合失調症を患い、健康と向き合いながら作品制作を続けています。彼女の描く「ヒョウカ」は、日本の美しい自然を背景に、満月の夜の珊瑚の産卵シーンをテーマにしたもの。米袋に描かれたその緻密な宇宙に、人や親の存在に対する思いが込められています。彼女自身が「評価されることを恥じることはない」と気づいた瞬間があり、彼女のアートはより一層多くの人々に届くことでしょう。

他の受賞者たちの活躍



授賞式では、グランプリ以外にも多くのアーティストが輝きを放ちました。7名が企業賞を受賞し、4名が審査員特別賞に選ばれました。企業賞は、名のある企業によるもので、作品がその企業やブランドに起用される可能性を秘めています。受賞したアーティストたちも、特別な視点を持った審査員たちからの評価を受け、作品の新たな展開が期待されています。

文化の交流プラットフォーム



このアートアワードは、ただ単に作品の数を競うものではなく、障害のある表現者が自身の才能を最大限に発揮できるようなプラットフォームを提供することに重点を置いています。ヘラルボニーの松田氏は、「この賞が作家にとって誇りとなるよう、私たちも努力していきます」とコメントしています。このアワードは障害を持つアーティストの可能性を拡げ、彼らがアートの世界で新たに羽ばたくきっかけとなることを期待されています。

アート展の開催



8月10日から9月22日まで、受賞作品を含む全62作品が展示される「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」が東京大手町の三井住友銀行アース・ガーデンで開催されます。入場は無料で、すべての人がこの素晴らしい作品を観ることができます。ヘラルボニーは、これからも多様な表現者と共に、新しい文化を築く取り組みを続けていくでしょう。アートは言葉を越え、国や文化をも超えて人々を繋げる力があります。アートを通じて世界を広げるチャンスを見逃さないでください。興味のある方は、ぜひ展覧会への訪問をお待ちしています。


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会社情報

会社名
株式会社ヘラルボニー
住所
岩手県盛岡市開運橋通2-38HOMEDELUXビル4F HERALBONY
電話番号

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