令和8年度科学技術振興計画:基礎研究を支える新たな目標の設定

令和8年度の戦略的創造研究推進事業



令和8年2月27日、文部科学省より令和8年度に実施される科学技術振興機構(JST)や日本医療研究開発機構(AMED)の戦略的創造研究推進事業の新たな戦略目標と研究開発目標が発表されました。この決定は、国内の科学技術の発展を促進し、研究者たちに革新的な提案を期待するものとなっています。

1. 目的と背景



文部科学省は、組織や分野を越えた基礎研究の推進を目指しています。そのためには、根本的な原理の探求と政策的な意図を結びつける「戦略目標」と、具体的な研究成果を上げるための「研究開発目標」が必要です。これを実現するために、国立研究開発法人のJSTとAMEDが、新しい研究体制を構築し、イノベーションを生む研究成果の創出を目指しています。

昨今、科学研究においては質の高い研究成果の確保が求められており、JSTやAMEDは多くの研究者にとって重要な資金源となっています。特に、CRESTやさきがけ、PRIMEといったプログラムは、科学研究費と共に長年にわたり研究者コミュニティの根幹を支えています。そしてこれらのプログラムを通じて、Top 10%の論文といった高い質の研究を多く生み出してきました。

2. 新たな戦略目標



令和8年度に設定された戦略目標及び研究開発目標は以下の6つです。

1. 基礎量子科学技術研究がドライブする量子未踏領域の開拓(JST)
この目標では、量子技術の探索と新たな技術の創出を目指します。

2. 持続可能社会につなげる超寿命マテリアルの創出(JST)
持続可能な社会を実現するための新しい材料の開発が目指されます。

3. デジタル時空間拡張(JST)
デジタル技術の新たな可能性を探る研究が行われます。

4. 拡張五感と認知(JST)
人間の感覚と認知に関する新しい理解を得る研究です。

5. 生体環境インタラクション~生物とエクスポソームの相互作用の解明(JST)
生物とその環境の相互作用を探る研究が進められます。

6. 核酸フロンティア~核酸科学の再定義と応用から創薬の未来を切り拓く(AMED)
核酸科学の新たな応用を探る研究が目指されます。

3. 今後の予定



今後、令和8年度の各戦略目標を実現するために、JSTとAMEDでは研究領域の選定を行います。そして、4月よりCRESTやさきがけで研究提案の公募を開始し、全国からの積極的な提案を期待しています。

スケジュールは以下の通りです:
  • - 4月上旬:研究提案の公募開始
  • - 6月以降:研究提案の選考
  • - 10月以降:研究開始予定

これらの新たな目標は、過去の優れた成果に続いて、さらなる革新をもたらす可能性を秘めています。研究者たちの積極的な参加が求められる中、今後の展開に大いに期待が寄せられています。

お問い合わせ



このプログラムに関する詳細な情報は、JSTやAMEDの公式ウェブサイトで確認できます。また、問い合わせ先は以下の通りです。

  • - 科学技術・学術政策局 研究開発戦略課
深澤、片山
電話番号:03-6734-3983(内線3979)

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