中高生向け価値創造プログラム「MONO-COTO CHALLENGE ENSHU 2024」開催報告:未来を担うイノベーター育成へ
株式会社ソミックマネージメントホールディングス(SMHD)と一般社団法人CREATION DRIVE(CD)は、2024年11月9日(土)、10日(日)に、中高生を対象とした価値創造人材育成プログラム「MONO-COTO CHALLENGE ENSHU 2024」を静岡県磐田市で開催しました。このプログラムは、遠州地域の中高生がデザイン思考を学び、革新的なアイデアを生み出すことを目的としています。
プログラムの背景
SMHDは「次世代へ笑顔をつなぐ」という理念のもと、社会課題解決に積極的に取り組んでいます。未来への貢献という視点から、新たな価値創造の場を積極的に創出しています。一方、CDは経済格差や地域格差により、価値創造の機会にアクセスできない中高生が多いという社会問題の解決を目指し、様々なプログラムを提供しています。両者の想いが一致し、遠州地域における人材育成プログラム開催に至りました。
プログラム内容:デザイン思考で未来を創造
参加学生たちは、他校の生徒とチームを組み、2日間にわたるプログラムに参加しました。1日目はデザイン思考ワークショップを通して、アイデア創出のプロセスを学びました。インタビューや行動観察を通して得られた情報を元に、独創的なアイデアを創り出し、具体的な形へとブラッシュアップしていきました。
2日目は、各チームが考案したアイデアを発表するプレゼンテーションが行われました。会場の投票によって優勝チームが決定し、最優秀賞チームは「スマホを見すぎて罪悪感を抱く人へ!new 3Dカバー」、2位は「ぬれたいけどぬれたくない雨の日を最大限に楽しみたい」、3位は「ズボラにおすすめノンストレスハンガー」というテーマで賞賛を受けました。これらのアイデアは、既存製品の延長線上にある改良案ではなく、真に新しい価値を提供する革新的な提案でした。
参加者からの高い評価
プログラム終了後に行われたアンケートでは、参加者満足度が平均9.04点(10点満点)という高い評価を得ました。「新しいモノ・コトをつくり出す活動への意欲」と「新しいモノ・コトを生み出す力」の向上をそれぞれ89.3%、96.4%の参加者が感じたと回答しており、プログラムの有効性が示されました。
参加者の声:未来への展望
参加学生からは、デザイン思考の有用性、他者との協働による創造性、そして将来への進路選択に影響を与える貴重な経験になったといった多くのポジティブな意見が寄せられました。特に、自身の創造性や問題解決能力の向上を実感したという声が多数を占めました。
今後の展開:持続可能な人材育成
SMHDとCDは、このプログラムを単発のイベントとして終わらせることなく、継続的な開催を目指します。参加者同士の交流を促進するコミュニティ運営なども視野に入れ、中高生から大学卒業後まで長期的な視点で人材育成を支援していく予定です。遠州地域から日本、そして世界へと羽ばたく価値創造人材の育成に貢献していくことが、両社の今後の目標です。
開催概要
名称: MONO-COTO CHALLENGE ENSHU 2024
日時: Day1: 2024年11月9日(土) 13:30〜18:00、Day2: 2024年11月10日(日) 9:30〜18:00
参加費: 無料
会場: 浜松いわた信用金庫 磐田本店営業部棟6階
後援: 磐田市、磐田市教育委員会、浜松市、浜松市教育委員会
特設サイト: https://becreativejapan.com/enshu/challenge
協賛企業
株式会社ソミックマネージメントホールディングス: 世界トップクラスの技術を持つソミックグループの事業統括会社。自動車産業の変化に対応し、様々な企業との連携を通して社会課題解決に取り組んでいます。
一般社団法人CREATION DRIVE: 中高生を対象とした価値創造プログラムを10年以上提供。経済格差や地域格差を超えた機会均等を目指しています。