リンナイ株式会社の業務用水素コンロがJIA認証を取得
リンナイ株式会社は、トヨタ自動車株式会社と共に開発した業務用水素コンロについて、一般財団法人日本ガス機器検査協会(JIA)からの正式な認証を受けました。この認証は、「業務用水素ガス厨房機器検査規程」に基づくもので、2024年11月18日に制定されたが、先行して実現した水素グリラーに続く第1号の業務用水素コンロの認証獲得となります。
水素調理への取り組み
リンナイとトヨタは、2022年に水素を利用した調理技術の研究開発を開始しました。両社は、カーボンニュートラルの実現に向けて強い意志を持っており、水素が私たちの日常生活において安全で身近なエネルギー源となることを目指しています。
認証取得までの道のり
水素グリラーの実証機は、2024年12月24日付でJIAの認証を取得しており、今回の業務用水素コンロの認証取得は、さらなる一歩を意味します。リンナイは、「環境に配慮した製品」として、ビジネスシーンでの水素利用を広げようとしています。水素コンロは、一般的なコンロに代わる新たな選択肢として、多くの施設での導入が期待されています。
JIAの役割
日本ガス機器検査協会(JIA)は1967年に設立された第三者機関で、ガス機器の検査を行い、客観的かつ中立的な立場から様々なサービスを提供しています。JIAは厳正かつ公正な検査を通じて、消費者に信頼される製品の普及を促進してきました。今回の業務用水素コンロの認証も、その信頼性の証となるでしょう。
今後の展望
リンナイは、引き続きトヨタと連携し、カーボンニュートラルの実現を目指した新技術の開発を進める計画です。この業務用水素コンロにより、厨房の環境性能が向上し、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されます。
企業は、今後も多様な水素利用の選択肢を模索し、さらなる技術革新に取り組むことで、環境問題への貢献を目指します。水素を利用した新しい調理スタイルが、今後の飲食業界に変革をもたらすことに期待が寄せられています。
これからも水素技術の進化に注目していきたいところです。