テックユニオンとFixxの提携で自動車整備業界が大きく変わる
2023年、テックユニオン株式会社が出張整備サービスの先駆者であるFixx株式会社と資本業務提携を結びました。この提携は、自動車整備業界が直面する深刻な問題、特に人材不足や高齢化といった課題に立ち向かう新たな取り組みとなります。
提携の背景
テックユニオンは、これまで自動車業界向けに多岐にわたるサービスを提供してきました。特に、インターネットを駆使した自動車オークション事業や、デジタル領域でのDX支援に注力しています。しかし、自動車整備業界では特に若年層の減少が顕著で、整備士の高齢化が進行していることが明らかになってきました。このような状況下、テックユニオンは新しい技術と知見をもってして、これらの問題解決を目指しています。
一方、Fixxは設立からわずか2年で500名以上の自動車整備士を登録し、全国規模で出張整備サービスを行っているスタートアップ企業です。Fixxもまた整備士の不足や離職率の高さといった課題を抱える業界の中で、自社のリソースを活用し、事業を推進しています。
提携の目的
このたびの資本業務提携によって、両社はそれぞれの強みを最大限に生かし、自動車整備業界に新たな風を吹き込むことを目指しています。具体的には、当社が抱える顧客へFixxの出張整備サービスを紹介し、これによって効率的な整備サービスを提供できるようにします。
提携開始からわずか3週間で、すでに約100の自動車関連事業者に導入されています。また、登録整備士を活用した新たな商品開発を行うことにより、整備士の地位向上と人材確保の両面で大きな効果を期待しています。
代表者のコメント
Fixxの代表取締役社長、大塚裕斗氏は「出張整備サービスの展開を通じて整備士の待遇を改善し、整備業界全体の人材不足を解消する」と述べ、今回の提携が業界の根本的な課題を解決するための大きなステップであると語っています。
一方、テックユニオンの代表取締役社長、山下亮氏も「この提携を通じてデジタル技術の力を生かし、自動車関連業界全体の人材問題を解決していきたい」と意気込みを見せています。特に、電動化や自動運転といった新たな技術革新が進む現在、これまでの整備方法の見直しが求められています。
まとめ
テックユニオンとFixxのパートナーシップは、デジタル化を推進し、自動車整備業界が抱えるさまざまな課題を解決するための新しいモデルとも言えます。この共同の取り組みが実を結ぶことで、整備士の待遇改善や新しいビジネス機会の創出が期待されるでしょう。今後の展開に大いに注目が集まります。
【テックユニオン株式会社 会社概要】
- - 会社名:テックユニオン株式会社(tecunion,inc.)
- - 代表者:代表取締役社長山下 亮
- - 所在地:東京都中央区晴海1-8-12
【株式会社Fixx 会社概要】
- - 会社名:株式会社Fixx
- - 代表者:代表取締役社長大塚 裕斗
- - 所在地:東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友ビル18F