隠岐島前高校生が起業家へと成長する新しい取り組み
隠岐島前教育魅力化プロジェクトとガイアックススタートアップスタジオが連携し、未来の起業家を目指す高校生たちを育成する新たなプログラム「起業ゼミ」がにぎやかに始まりました。これは、地域の特色を活かした「グローカル人材」の育成を目指す取り組みであり、高校生たちが地域と密接に関わることで、実践的なビジネスの知識や経験を得ることができる貴重な機会となります。
プログラムの全容
「起業ゼミ」では、参加する高校生たちが自ら地域の課題を見つけ、その解決策としての事業アイデアを構築するプロセスを学ぶことができます。プログラムは、レクチャーと実践が組み合わさった形式で、最終的には審査員に対して自分たちの事業をプレゼンテーションすることが求められます。これにより、参加者は自らのアイデアを具体的な形で示すことができるだけでなく、実際の起業プロセスに触れることができるのです。
プログラムの初回ワークショップからは、隠岐島前高校の卒業生であり、すでに自主的に起業している前田陽汰さんがアドバイザーとして参加します。彼は自身の経験を基に、高校生たちにリアルなアドバイスを提供し、彼らの成長をサポートします。前田さんは、起業における「アイデア」を実現するために必要な思考法や行動についても具体的に語る予定です。
起業意識を高める意義
今回の取り組みは、高校生たちが「起業」という新たな視点を通じて地域を見直し、自らの未来を創造的に描く契機になると考えられています。これにより、彼らの将来の働き方や生き方の選択肢が広がることが期待されています。また、地域社会においても新たなビジネスの芽が育ち、地域の活性化につながる可能性があります。
プログラムの詳細
「起業ゼミ」は、2021年2月26日から3月14日までの期間、島根県立隠岐島前高校の生徒16名を対象に開催されます。実施場所は、隠岐國学習センターで、基本的な講座はオンラインで行われる形態です。参加者は、各自のペースで事業アイデアを具体化するプロセスを学ぶことが求められます。
スケジュール
キックオフと基本レクチャー。
補習とヒアリング。
事業検証に対するフィードバック。
最終プレゼンテーションと審査。
参加者の声
プログラムリーダーの大野佳祐氏は、「隠岐島前地域は起業家精神を育むに最適な環境です。地域資源を最大限に活かしたアイデアが新たな事業を生み出すことが期待されます」と熱意を持って語っています。そしてガイアックスの佐々木喜徳氏も、「独創的なアイデアが集まることによって、面白いプロジェクトが生まれると信じています」と取り組みへの期待値を示しました。
このように、「起業ゼミ」は未来の地域社会を担う若者たちにとっての重要な一歩となりそうです。参加者一人ひとりが自らのアイデアを形にし、起業家としての心構えを少しずつでも身に付けていく姿がとても楽しみです。
興味のある方はぜひメディアの取材もお待ちしております。お問い合わせは、隠岐島前教育魅力化プロジェクトの佐藤美加さんまで。