株式会社セルシスの業績上方修正
株式会社セルシスは、2024年12月期の通期連結業績予想を著しく上方修正し、過去最高益を見込んでいることを発表しました。この発表は、8月9日に行われ、既に公開されている第2四半期決算説明資料に反映されています。
業績予想の修正内容
2024年12月期の売上高は80億9百万、日本円を目標とし、営業利益は19億8千8百万円となる見込みです。この数値は、グループ全体で過去最高となる見通しです。修正理由としては、2024年7月までの堅調な業績に加え、8月以降も安定した売上やコスト管理が期待されるためとされています。
特に、主力製品である「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション売上と販売が好調に推移すると見込まれています。これにより、利益面でも向上が見込まれ、特に開発投資の効率化やコスト見直しによって、業績予想を上回るとされています。
株主還元の強化
また、セルシスは株主還元を強化する計画を発表しました。2024年12月期の配当については、すでに決定している中間配当に加え、期末配当も1株あたり2円増やすことが決まりました。これにより、株主への還元意欲を示すことができるでしょう。
各事業の見通し
修正後の業績予想によると、譲渡したUI/UX事業を除いた売上高は前期比で14%の増加が見込まれています。また、「コンテンツ制作ソリューション事業」では、売上高69億6千1百万、日本円、営業利益27億4千6百万、日本円と過去最高益を達成する予想です。加えて、「コンテンツ流通ソリューション事業」も前期比で3%の増加が見込まれていますが、営業損失も計画されていることから、今後の改善が期待されます。
決算発表会動画の公開
セルシスは、代表取締役社長の成島啓氏による2024年12月期第2四半期決算および業績予想修正の説明を、動画形式で公開しました。この動画は企業の公式サイトで視聴でき、投資家や関心のある方にとって有益な情報源となっているでしょう。
クリエイションの応援
株式会社セルシスは、「クリエイションで夢中を広げよう」というミッションを掲げています。イラストやマンガ、アニメーション制作をサポートするアプリ「CLIP STUDIO PAINT」、そしてコミュニティサービス「CLIP STUDIO」を提供し、クリエイターが多様な体験を楽しむ手助けを行っています。今後もデジタル技術を駆使した創作活動の支援を継続していくことでしょう。
公式サイトやIR情報は以下から確認できます。