武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(通称:武蔵野EMC)と、ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社が2025年4月29日に包括連携協定を締結しました。この協定は、学生の起業家精神を育成することをテーマにしており、ビジネスの第一線で活躍できる人材の育成を目指します。
取り組みの背景
ここ数年、若い世代における起業家精神の重要性が高まっています。組織において自律的にプロジェクトを進められる能力や、課題解決に向けたアプローチは今後のキャリアにおいて必須です。ウォンテッドリーは、これまでにも多くの学生と企業をつなぐイベントを開催してきました。その経験を通じて、起業家への道筋をサポートするための更なる一歩を踏み出しました。
協定の内容
包括連携協定では、武蔵野EMCの学生に対して、就職やキャリアイベントに関するノウハウを提供していきます。具体的な活動として、Wantedlyプロフィールの作成講座や長期インターンシップのマッチングイベントが日本で実施されることが決まっています。これにより、学生は実務に近い経験を積むことができ、自らのスキルを磨く機会を得られます。
プログラムの詳細
契約成立後第一弾として、2025年5月30日にWantedlyプロフィール作成講座が開催されます。この講座では、基本的なプロフィールの作成方法に加え、自己分析を深めるワークショップも行われ、学生は自分の強みを整理できます。また、2025年6月6日には長期インターンのマッチングイベントを実施し、企業担当者と学生がカジュアルに話し合う場を設けることで、より良い相互理解を促進します。
学生たちの反応
既存の取り組みの中で、2024年12月には学生向けのWantedlyプロフィール作成講座が実施され、その際参加した学生からは「インターン探しに役立った」という声が多く聞かれました。このようなフィードバックからも、学生たちのキャリア形成への関心の高まりが伺えます。
学部長の意見
武蔵野EMCの学部長、伊藤羊一氏は「EMCとWantedlyの連携は、共感でつながる挑戦の場を現実にするための大きな一歩です。起業家精神を持つ学生が新しいプロジェクトを推進し、日本の働き方を変革する力になると信じています」とコメントしています。
社会的意義
ウォンテッドリー株式会社のパブリックアフェアーズ担当、村岡健太氏も「学生たちには様々なキャリアの選択肢を知ってもらいたい。長期インターンが彼らのアントレプレナーシップ教育の一環になると考えています」と述べています。今回の協定は、単なる学生支援に留まらず、社会全体に良い影響を与えられる可能性を秘めています。
結論
このようなパートナーシップのもとで、学生たちは起業家精神を育む機会を手にし、より多様なキャリアを追求できるようになります。今後もウォンテッドリーと武蔵野EMCのコラボレーションから目が離せません。