健康を手軽にチェック!『DotHealthカラダ測定サービス』の始まり
2025年に開催される大阪・関西万博のレガシーとして、博報堂、BIPROGY、JR西日本の共同事業体「PHRコネクト」が"DotHealthカラダ測定サービス"を立ち上げます。このサービスは、万博の大阪ヘルスケアパビリオンで展示された「カラダ測定ポッド」を基にしており、2025年11月27日からの提供が予定されています。加えて、測定データを活用した「研究計測サービス」や「ヘルスケアサロンプロモーション」といった新たなサービスも展開されます。
大阪・関西万博が生んだ新たな健康体験
大阪・関西万博では、553万人が大阪ヘルスケアパビリオンを訪れ、カラダ測定ポッドによる健康チェックが注目を浴びました。来場者の反応は大変良好で、未来のヘルスケアに対する興味が強く示されました。「PHRコネクト共同企業体」は、この熱量を感じ取り、万博を単なるイベントとして終わらせることなく、日常の中にヘルスケアを取り入れることを目指しています。これに伴い、「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」に関する業務委託契約も締結されています。
サービス概要
この新たなカラダ測定サービスは、以下の3つの提供内容から成り立っています。
1. DotHealthカラダ測定サービス
万博会期中、JR西日本の主要駅に設置されたカラダ測定ポッドを利用して、健康データを測定することが可能です。これにより、脳や心血管、髪、筋骨格など、全48項目の健康データが取得できます。測定にかかる料金は、初旬の2ヵ月は無料で、2026年からは月額1,200円(税抜)に移行します。アプリを介すことで、測定データもきちんと管理・確認できるようになります。
2. 研究計測サービス
ヘルスケア関連事業者向けには、DotHealthカラダ測定サービスを通じて得た多様なデータを活用した支援が行われます。このサービスは、健康データ計測事業者と連携しており、測定ポッドで得られるデータ以外にも利用可能です。利用者の同意を得た上で、個人情報が特定されない形でデータが活用されることが保証されています。
3. ヘルスケアサロンプロモーション
JR大阪駅に新設されるヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」では、デジタルサイネージを使ったプロモーションスペースが用意されており、様々なヘルスケア関連事業者が製品やサービスを広報する機会が提供されます。
今後の展望
PHRコネクト共同企業体は、このカラダ測定サービスを全国展開し、コンビニエンスストアやオフィスビルなど、生活者の日常的な動線に設置する計画を持っています。定期的な健康データ測定を通じて、ヘルスケアがより身近に感じられる環境を創造し、業界全体の健康促進に寄与するインフラの構築を目指します。
このように、大阪・関西万博が生み出した新たな試みが、いかに地域の健康を支えるかに期待が寄せられています。これからのサービス展開に注目していきましょう。