「One of Loveプロジェクト」が10周年を迎えた特別GIGの開催
斉藤ノヴさんと夏木マリさんによって生まれた「One of Loveプロジェクト」は、途上国の子どもたちに質の高い教育と、その母親たちに安定した雇用の機会を提供することを目的としています。このプロジェクトは、赤いバラ「マリルージュ」の販売と、毎年行われるGIGイベントの収益によって支えられています。
今年はプロジェクト設立から10年という節目を迎え、特別に6月21日にこだわらず、6月16日(土)に記念のGIGイベントが開催されました。
豪華アーティストのラインナップ
10周年を飾るこのGIGには、さまざまな著名なアーティストが出演。まずは仲井戸“CHABO”麗市さんが登場し、恒例の開会挨拶が行われました。さらに、泉谷しげるさん、WOMAN’S CHORUS UNIT「and ROSEs」からは土屋アンナさんとシシド・カフカさんなど、多彩なアーティストたちが集結しました。
今年の初参加となる加藤ミリヤさんやZeebra& DJ CELORY a.k.a Mr.BEATSも登場し、会場を盛り上げました。出演者たちの共演は、観客にとって感動的な瞬間を生み出しました。ライブのマスターピースとして「One of Love Special Band」も結成され、末松一人(Gt)や白井アキト(Key)など、各分野のトップミュージシャンたちがサウンドプロダクションを担当しました。
開演の幕が上がる
オープニングアクトを務めたのは岸洋佑さん。アコースティックギター1本で、福山雅治さんの「HELLO」と自身のオリジナル曲「海辺のコンパス」を披露し、場の空気を一気に掴みました。続いては、プロジェクトの歴史を振り返る映像が流れた後、トップバッターとしてZeebra& DJ CELORY a.k.a Mr.BEATSが登場。
ヒップホップ界の重鎮、Zeebraさんは「Let’s Get It Start」で会場を沸かせ、その後も連続して熱いパフォーマンスを展開しました。
コラボレーションの瞬間
特に印象的だったのは、彼の魅力的なパフォーマンスの中で加藤ミリヤさんとのコラボが実現した瞬間です。「My People」を共演し、観客の心を掴みました。さらに、Zeebraさんの演奏が終わった後、加藤ミリヤさんは夏木マリさんを舞台に呼び込み、「Love Forever」をデュエットする美しい瞬間もありました。
それぞれのアーティストの熱演
続いて登場したシシド・カフカさんは、激しいドラムパフォーマンスで会場の雰囲気を一変させ、2曲目にはポップな「特選」を披露。泉谷しげるさんも参加し、「羽田ブルース」を演奏。二人の息の合った演奏に会場は大いに盛り上がりました。
泉谷さんは「黒い鞄」と「春夏秋冬」をアコースティックギターで熱演し、観客の心を鷲掴みしました。彼は、貧しい子供たちを前面に出さず、音楽でその心をつかむことが大事だと語り、まさにその思いを実現したパフォーマンスでした。
すべてのアーティストが集結
最後に、土屋アンナさんが「紅のプロローグ」を仲井戸“CHABO”麗市さんとともに演奏し、彼女の力強いボーカルが会場を包み込んだ後、トリを務める仲井戸さんが登場。「ま、いずれにせよ」を熱く歌い上げ、次々とコラボレーションを展開しました。土屋アンナさんとの「HeyPaula」、泉谷しげるさんとの「いい事ばかりはありゃしない」、夏木マリさんとの「キャデラック」が続き、観客は興奮の渦に包まれました。
プロジェクトの意義と感謝
最後に出演者全員が観客と共に「One Of Love」を歌い、ハートウォーミングなフィナーレを迎えました。夏木マリさんは、「10年間支援活動をこれまで続けてこれたのは、応援してくれるミュージシャンたちと、何よりも足を運んでくれた観客のおかげです」と感謝の意を述べました。この日は、このプロジェクトの素晴らしい音楽の力を改めて実感した一日となりました。
イベント概要
- - 日時:2018年6月16日(土)16:00開場/16:30開演
- - 会場:マイナビBLITZ赤坂(港区赤坂5-3-2)
- - 出演者:泉谷しげる、加藤ミリヤ、シシド・カフカ、Zeebra&DJ CELORY a.k.a.Mr.BEATS、土屋アンナ、仲井戸“CHABO”麗市、夏木マリ
- - 料金:全席指定席¥6,000(tax in)※ドリンク代別/ 3歳以上チケット必要
この特別なGIGの成功は、多くの方々の支えと協力によるものだといえるでしょう。また、プロジェクトの必要性も再認識された感動的な一夜であったと言えます。