エンジニアスタイルとスキルシートクラウドが手を組む
ボスアーキテクト株式会社が運営する国内最大級のフリーランスエンジニア向け案件サイト「エンジニアスタイル」と、エンジニアやデザイナーのためのクラウド型スキルシートサービス「スキルシートクラウド」がついにアカウント連携を開始しました。この連携により、フリーランスエンジニアの働き方の新たなカタチを実現します。
背景にある「2025年の崖」
日本のIT業界は深刻な人手不足に直面しており、基幹システムの老朽化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の後れなど、様々な課題が山積しています。経済産業省によれば、これらの課題を放置すると、2025年以降には最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性があるという指摘があります。このような危機的状況を「2025年の崖」と称し、政府はIT人材育成の強化を進めています。
同時に、IT人材と企業とのマッチングにおいて、スキルシートのフォーマットが多岐にわたるため、エンジニアが自らのスキルを正確に示すことが難しいという問題もあります。このため、すべての項目を記入できない、もしくは不十分な情報では、企業とのマッチングに悪影響を及ぼしています。
新しいマッチングの仕組み
ボスアーキテクトはこの問題を解決するために、「エンジニアスタイル」に続き、2024年8月からは「スキルシートクラウド」を提供し、エンジニアのスキルを可視化しやすくする施策を進めてきました。この度の連携では、2024年12月から両サービスが直接繋がり、より質の高いマッチングが実現します。
「エンジニアスタイル」という求人・案件サイトには、20万社以上の優良案件が登録されており、AIによるデータ分析を活用して最適な仕事を提供しています。一方で「スキルシートクラウド」は、エンジニアが自身のスキルをオンラインで簡単に管理できるサービスです。この二つが連携することで、スムーズにエンジニアのスキルシートが企業に提供され、マッチング率の向上が期待されます。
今後の展開
今後の機能拡張として、スキルシートのフォーマット変換機能や、エンジニアスタイルへのスキルシートの自動連携も検討されています。これにより、エンジニアは企業が求めるスキルシートフォーマットに迅速に対応できるようになり、エージェントとの手間も軽減される見込みです。
この連携はフリーランスエンジニアにとって、多様な案件からより良質なものを選ぶための強力なサポートとなるでしょう。ボスアーキテクトは引き続き、フリーランスエンジニアが力を発揮できる環境を提供し、支援を続けていきます。
会社概要
「フリーランスエンジニアがもっと自由に働ける世界を創る」をミッションに掲げるボスアーキテクトは、東京都世田谷区に本社を持ち、2018年に設立されました。ビックデータやAIを活用し、エンジニア・デザイナーへの最適なマッチングを提供しています。詳細な情報は公式サイトで確認できます。