飛騨高山の冬の風物詩、ぶり街道祭り
岐阜県高山市で開催される「第25回ぶり街道祭り」は、冬の飛騨の風物詩とも言えるイベントです。この祭りは、富山湾で水揚げされたブリが、飛騨を経て信州へと運ばれた歴史を背景にしています。この文化的な側面を後世に伝えるため、毎年12月初旬に行われ、地域の人々に愛されてきました。
祭りの詳細と見どころ
2023年12月14日(日)、道の駅ひだ朝日村で行われるこの祭りは、様々な魅力を備えています。
午前10時30分頃からスタートするこのショーでは、新鮮なブリを職人が豪快に解体する様子を間近で見ることができ、その迫力に感動すること間違いなしです。
毎年大人気の海鮮鍋が特別価格の1杯450円で提供されます。旨味たっぷりの魚介類がぎっしり詰まったこの鍋で、寒い冬を温かく過ごすことができます。
厳選された新鮮な魚介類が並ぶ海鮮市場も注目です。多くの地元の漁師が自ら育てた魚介が購入できるチャンスです。
魚介類が当たる抽選会も行われます。また、地域の特産品を集めたバザーコーナーもあり、観光客だけでなく地元の人々も楽しめる内容になっています。
ぶり街道の魅力
「ぶり街道」とは、古くから富山湾で獲れたブリを信州へ運ぶ道で、過酷な峠を越えて人々がこの美味しい魚を届ける姿がありました。この道は多くの文化や人々のつながりを育んできた歴史があります。ブリの輸送は険しい道のりを伴い、冬の厳しい環境でも人々は繋がりを持ちながら移動していました。
近年では、安房トンネルの開通をきっかけに、再びこのぶり街道が見直され、新しい文化の交流が生まれています。
まとめ
12月14日は家族や友人とともに道の駅ひだ朝日村を訪れ、冬の味覚を存分に楽しみながら、昔から受け継がれる文化に触れてみてはいかがでしょうか。新鮮な魚介類、心温まる海鮮鍋、迫力の解体ショーと盛りだくさんな内容で、心に残るひと時をお過ごしください。駐車場も完備されていますので、ぜひ訪れてみてください。
お問い合わせ
道の駅ひだ朝日村
住所:〒509-3325 岐阜県高山市朝日町万石150
電話:0577-55-3777