地元高校生の創造性が駅を彩る新ホームサイン
佐賀県白石町に位置する肥前白石駅に、新たなホームサインが登場します。これは、JR九州佐賀鉄道事業部と白石町の協力のもと、2023年から地元の高校生によって運営されている「放課後起業クラブ」の活動の一環です。このクラブは、地域の課題に向き合い、その解決策を考えることを目的としています。
「放課後起業クラブ」の活動
白石町の佐賀農業高校や白石高校など、地元の高校生たちが中心となり、「放課後起業クラブ」はまちの賑わいづくりに貢献しています。学校の授業にとどまらず、地域の特産品や文化を学びながら、クリエイティブなアイデアを育成しています。この活動の一環として、肥前白石駅のホームサインのデザインが依頼されたのです。
特産品を取り入れたデザイン
新しく設置されるホームサインには、白石町を代表する特産品が随所にデザインされています。具体的には、地域特有の米、たまねぎ、れんこん、いちご、アスパラガス、スイートコーン、そしてのりなどがモチーフとして取り入れられています。これにより、訪れる人々に地元の魅力を伝えるとともに、地域のPRに貢献することを目指しています。
ホームサイン設置の詳細
新しいホームサインの設置は、2025年10月3日(金)を予定していますが、天候によっては変更の可能性もあります。設置場所は、長崎本線の肥前白石駅の1番のりばと2番のりばです。このサインが設置されることで、利用者の動線が明確になり、特に混雑時でもスムーズな乗降が実現される見込みです。
地域とのつながりを感じる環境
このプロジェクトには、「TEEN AGERS」というチームが関わっています。このチームは、佐賀農業高校、白石高校、鹿島高校の生徒たちによって構成されており、彼らの独自の視点と感性が生かされたデザインとなっています。地元の学生たちが手がけた作品が、駅を使う皆さんに親しみを感じてもらえるきっかけとなることを願っています。
お披露目の予定
なお、ホームサインの設置時や完了後の公式なお披露目式は行われない予定です。しかし、この取り組みは地域の若者たちによる新しいスタートとして、これからの地域活性化の象徴として位置づけられることでしょう。高校生たちのクリエイティビティが、肥前白石駅に新たな魅力を加えることを期待しています。