越境ECの未来を考える2026:国際物流の可能性
2026年3月12日、ZenGroup株式会社はグランフロント大阪およびオンラインで「越境ECの未来を考える2026―ロジスティクスと越境ECの可能性」を開催しました。このイベントは、日本企業が海外市場へ展開する際の課題を探ることで、越境ECの将来に向けた道筋を考えることを目的としています。
国際物流の複雑な現状
本イベントでは、越境EC市場が拡大する中での物流の複雑化や地政学的リスクについての議論が行われました。過去3回目となる今回のテーマは「国際物流」で、大手物流企業の専門家たちが参加し、実践的な知見を共有しました。セミナーでは、デミニミスルールの変更や最新のトレンドについても言及され、参加者は国際物流の動向を深く理解する機会を得ました。
熱気あふれる会場の雰囲気
イベント当日は、リアル会場で203名、オンラインで246名、合わせて449名の参加者が集まりました。新規参入を検討する企業や、既に展開を行っている事業者まで幅広い層が参加し、登壇者が提供する具体的なデータや市場の変化に関する適応策に興味を持ち、熱心にメモを取る姿が見られました。
CEOのスロヴェイ・ヴィヤチェスラヴによるメッセージ
ZenGroupのCEOであるスロヴェイ・ヴィヤチェスラヴは、変化を前提として物流とテクノロジーを融合させる重要性について強調しました。彼は、日本企業にとって海外市場がこれまで以上に大きな成長機会であることを指摘し、「越境ECを機にビジネスを考える企業が増えているが、物流や地政学的リスクにより海外展開を諦める企業も少なくない」と述べました。
日本の企業が直面する課題と展望
現代の越境EC市場では、関税や物流規制の変化、国際送料の上昇など、常に新しい課題が生まれています。これらの変化を例外ではなく前提としてビジネスを設計することが求められています。特に、物流パートナーの多様化や新制度への柔軟な対応力が求められ、これが成長の鍵になるとスロヴェイは語りました。
テクノロジーの活用と今後の方向性
今後の越境ECでは、商品の魅力だけでなく、物流や通関、税制、返品対応といったグローバルな販売体制を整えることが重要になります。AIやAPIなどのテクノロジーを活用することで、物流オペレーションや通関業務の効率化が図られ、小規模企業であっても海外市場に挑戦できる環境が整いつつあるとしています。
日本の商品を世界に届ける
越境ECは決して容易なビジネスではありませんが、世界には日本の製品を待つ消費者がたくさんいます。企業や物流パートナーが連携し、課題を克服することで、日本企業の海外展開の可能性は広がります。今回のイベントを通じて、参加者は貴重な知見を得ることができ、次のステップへ進むためのインスピレーションを受け取ったことでしょう。
未来に向けた取り組み
最後に、ZenGroupは「越境ECの未来を切り拓くプラットフォーマー」を目指し、今後もこのような議論の場を持続し、日本企業と世界を結ぶ強固なネットワークづくりに貢献していく意向を示しました。次回のレポートでは、各専門家のコメントなど、イベントでの収穫を振り返る予定です。