新しい環境支援の形、その名も「beyond ecology」
公益社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(abt)は、環境問題に対する新たな取り組みとして「beyond ecology(ビヨンド・エコロジー)」というコンセプトを発表しました。これは、環境の未来を作る人々を支えることを目指すもので、個人や社会全体が一丸となって地球規模の課題に立ち向かうことを促進します。
15年の活動と実績
abtは2011年からの15年間にわたって、通算236件、105の団体や個人に対し、総額約2.76億円の助成を行ってきました。助成活動は、福島第一原発事故後の生態系影響調査やPFAS汚染問題に関する先駆的な取り組み、ネオニコチノイド系農薬の研究支援など、社会がなかなか認識しきれない問題を見据えたものでした。
現代社会の課題
地球規模の気候変動や生物多様性の喪失といった問題に従来の「エコロジー」の枠組みだけで対応しきれない状況が今、訪れています。このような中で、abtは「社会 × 環境 × 公正さ」の視点から新しい問いかけを始める必要性を感じ、「beyond ecology」を掲げることにしました。これによって、気候変動や環境的不公正といった課題に新たなアプローチを試みるのです。
ギャップを埋める取り組み
私たちの社会では、多くの人が環境に優しい世界を望んでいる一方、実際の社会構造と個人の願望には大きなギャップがあります。このギャップを埋めるために、abtは今後、個人の努力とともにNPO・NGO・企業とともに具体的なアクションを目指します。
新たな視点の提示
「beyond ecology」には、3つの主要な視点が組み込まれています。
1.
エコロジー × 健康 - 環境に優しい農業と子どもたちの健康を同時に実現すること。
2.
エコロジー × 平和 - 戦争による環境への影響を意識し、国境を越えた生態系の保護を目指します。
3.
エコロジー × 公正 - 環境リスクを特定の地域や立場に偏らせない社会をつくるための視点です。
未来を先取りする支援
助成金は、今注目を集めているテーマだけでなく、まだ関心が薄い問題にも目を向けてきたのがabtの特長です。例として、福島第一原発事故後の生態系への影響調査や、沖縄県のPFAS汚染問題の提起などが挙げられます。
2026年に向けた新たな取り組み
来年度以降、abtは「beyond ecology」を基にした公募助成や、関連イベントの企画、アニュアルレポートの発行など、多岐にわたるアクションを展開予定です。市民との対話の場づくりも強化し、市民が積極的に参加できる機会を増やしていきます。
代表者のコメント
abtの代表理事、星川淳氏は「従来の枠に囚われず、私たちの未来を共同で築くための新しい視点が必要です。」と述べ、より多くの人々が行動を起こすことを期待しています。私たちはこの新たな動きに注目し、積極的に参加していく必要があるのです。
このように、「beyond ecology」は、環境問題解決のための重要な第一歩となることでしょう。私たち一人ひとりが、未来を考えるきっかけになればと願っています。