台湾で実施された熊本企業との合同面接会の成功

2025年5月17日、台湾・台北市にて株式会社マイナビグローバルが主催した合同面接会「熊本×台湾キャリアコネクト」が開催されました。このイベントは熊本県内企業と、日本での就労を望む台湾の求職者のマッチングを目的としたもので、今後も定期的に行われる予定です。

開催の背景

近年、熊本県においては台湾の大手企業が進出し、地元企業が台湾人向けのサービスを提供する動きが見られています。そのため、地域の企業では台湾人材の雇用ニーズが高まっており、特にサービス系職種においては、営業や通訳、営業事務などの専門職が求められています。一方、台湾の若者は日本文化に強い関心を持っており、日本での就職を希望する動きが増加しています。

このような背景から、マイナビグローバルは台湾での合同面接会を企画しました。このイベントでは、熊本県内の企業4社が参加し、約10名の台湾人材が対面式の面接を受け、内定を獲得しました。

開催概要

- 日時: 2025年5月17日（土）
- 場所: 台湾・台北市内
- 当日の流れ:

1. 会社説明会
2. 面接
3. 選考結果発表
4. オファー面談

当日は多くの企業が参加し、求職者たちに熊本の魅力を直接伝える機会がありました。特に企業の社長からの直接のメッセージは、参加者の関心を高める要因となりました。

参加者のフィードバック

企業の代表からは、「優秀な人材に出会えた」との感想が寄せられました。台湾の求職者は非常に熱意があり、前向きな姿勢を見せていたそうです。また、事前に企業について理解を深めた求職者が多く、面接が効率的に進行したとのこと。この面接会は、熊本と台湾の架け橋となる重要な役割を果たしたと言えるでしょう。

求職者の中には、8年間日本語を学び続けた結果、日本での就職を望むようになったという新卒者もいました。彼らは面接会の場で、自身の不安を軽減し、熊本での仕事に対する期待感を抱いたと述べています。

今後の展望

マイナビグローバルの代表取締役、杠元樹氏は、「熊本における台湾人材の需要が高まっていると実感している」とし、今後もさらなる人材交流の機会を提供していく意志を示しました。これは、熊本県のみならず、日本全体にとっても重要な人材活用の促進につながるでしょう。

このように、熊本と台湾を結ぶ合同面接会は、単なる雇用の場を超え、文化交流やビジネスチャンスの拡大にも寄与するイベントになっています。今後のさらなる発展が期待されます。