ペロブスカイト実証開始
2025-04-15 14:25:05

静岡県で始まるペロブスカイト太陽電池の実証プロジェクトについて

静岡県が新たにフィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入実証に乗り出します。このプロジェクトは、鈴与商事、積水化学、そしてその製品設計や製造販売を担当する積水ソーラーフィルム株式会社が、静岡県と連携して進めるものです。実証は2025年4月1日から2026年3月31日まで行われ、主に清水港沿岸部の県有施設の屋根を利用して、実施される予定です。

本プログラムの導入目的は、ペロブスカイト太陽電池を地域に広めるだけでなく、地元企業に関連ビジネスへの参加の機会を提供することです。ペロブスカイト太陽電池はその軽量性や柔軟性から、これまで設置が難しかった場所でも容易に設置できるため、再生可能エネルギーの活用を促進すると期待されています。

例えば、設置場所となる興津13号上屋は、ペロブスカイト太陽電池を14枚設置予定で、通常は見学不可ですが、設置された状態がどうなるのかにも注目が集まります。この実証により、沿岸特有の塩害や耐風圧に対する耐久性の検証も行われ、さらに製品の耐久性向上につながる開発が進められる予定です。

鈴与商事は、エネルギー供給だけでなく、太陽光発電や蓄電池関連のサービスで、顧客の脱炭素化を支援しています。また、積水化学は「Vision 2030」を掲げ、持続可能な社会の実現に向けたイノベーションを推進しています。これらの企業が協力して進めるこのプロジェクトは、地域環境への貢献も期待され、今後の社会課題の解決にもつながるでしょう。

さらに、この実証プロジェクトを通じて得られたデータや知見は、今後のペロブスカイト太陽電池の普及促進や技術の改善に活かされる見込みです。この地域での試みは、他の地域への波及効果も期待され、国内における再生可能エネルギーの導入促進に寄与することが期待されています。

鈴与商事と積水化学の連携は、単なるビジネスを超えた社会的な意義を持つものであり、我々が目指すべき持続可能な未来への第一歩となるでしょう。詳しい情報については、積水化学の公式ウェブサイトにてご確認いただけます。これからの実証結果がどのような影響を及ぼすのか、期待が高まるところです。


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会社情報

会社名
鈴与株式会社
住所
静岡県静岡市清水区入船町11-1
電話番号

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