顧客満足度調査で明らかにされたネット銀行の実力
2023年6月2日にオリコン株式会社が発表した、ネット銀行、インターネットバンキング、外貨預金に関する顧客満足度調査の結果が注目を集めています。この調査は、実際の利用者からの意見を基に行われ、各銀行のサービスについての評価が行われています。以下では、特に目立った結果とそれに基づく分析を深堀りしていきます。
ネット銀行のランキング
まず、ネット銀行に関するカテゴリーでは、【auじぶん銀行】と【ソニー銀行】が同点で総合1位に輝きました。これは双方ともに高評価を得ていることを示しており、特に【auじぶん銀行】は「キャンペーンの充実」において好評価を得て2年連続での受賞です。また、特典の豊富さやATM手数料の優遇措置も利用ユーザーに支持される理由の一つとなっています。
一方【ソニー銀行】は、提供商品やサービスの満足度で高評価を受けており、特に「サイトの使いやすさ」に関する評価が際立っています。これにより、5度目の受賞となったわけですが、ユーザーからはアプリの使いやすさやセキュリティ面でも安心感が高いとの声が寄せられていました。
利用者の声
多くのユーザーは、【auじぶん銀行】のキャンペーンが魅力的であると評価し、特に高い金利や手数料の無料回数の充実に満足している様子でした。
対する【ソニー銀行】についても、シンプルで分かりやすい取引画面や、利便性の高いATMサービスが支持されているようです。どちらの銀行も、ユーザーフィードバックを分析しながら改善を続けていることが、今回の高評価にも繋がったのでしょう。
インターネットバンキングの評価
次にインターネットバンキングの部門では、【SBI新生銀行】が圧倒的な支持を受けており、2年連続の総合1位を達成しました。この銀行は特に「手数料の安さ」という点で、なんと10年連続での評価を得ています。このような背景から、コストパフォーマンスを重視する利用者にとってはもはや外せない選択肢です。
地域密着型の八十二銀行
さらに、注目すべきは前回12位から急上昇し総合2位に入った【八十二銀行】です。この銀行は地域密着型のサービスであり、特に甲信越・北陸地域の利用者から高い支持を受けています。サイトの使いやすさやシステムのセキュリティ面でも評価が高まっているようです。
外貨預金のランキング
外貨預金の部門では、【ソニー銀行】が6年連続で総合1位を獲得しました。今回の得点は過去最高となる71.8点で、競合を圧倒する結果となりました。金利やシステムの安定性、取引メニューの充実においても高い評価を得ているようです。
また、【SMBC信託銀行プレスティア】が2位、それに続く形で【住信SBIネット銀行】が3位となり、こちらも各社の独自のサービスが功を奏しています。ユーザーからは、特に金利が高く手数料が安いことが評価されており、資産運用としての選択肢として注目されています。
結論
2023年のオリコン顧客満足度調査を通じて、ネット銀行、インターネットバンキング、外貨預金の各部門での競争が厳しさを増していることが浮き彫りになりました。各社が独自のサービスを強化し、利用者のニーズに応える姿勢が、ますます顧客満足度向上に寄与していると言えます。今後も利用者からの意見をもとに、サービス提供が進化していくことが期待されます。