森吉山シャトル、観光活性化のため新路線が始動
秋田県北秋田市を運営する事前予約制の乗合タクシー『森吉山シャトル』が、新たに3つの路線を加え、観光客の利便性を向上させる取り組みを始めました。このサービスを提供するのは、ソーシャルデザインカンパニー、株式会社NearMeです。
ソーシャルデザインと地域の連携
私たちが直面している地域間移動の課題に対し、株式会社NearMeは秋田県北秋田市と連携し、地域連携DMOである一般社団法人秋田犬ツーリズムと協力しています。観光需要の呼び込みを目指し、新しい移動手段を提供すると共に、地域の魅力を発信することに力を入れています。
森吉山シャトルの魅力
『森吉山シャトル』は、秋田の自然を楽しむための乗合タクシーサービスです。特に、世界的にも珍しい樹氷が見られる森吉山を含む周辺地域を巡ることができ、訪れる人々に素晴らしい体験を提供しています。このシャトルは、繁体字・簡体字・韓国語による多言語対応がされており、外国人観光客にも安心して利用できる環境が整っています。また、秋田空港と台湾・桃園国際空港を結ぶチャーター便も運航されており、インバウンド需要の拡大が期待されます。
新たに運行されるルートは、以下の通りです:
- - 阿仁前田温泉駅~森吉山ダム広報館~杣温泉~ヒバクラ登山口~野生鳥獣センター(桃洞渓谷)
- - 阿仁前田温泉駅~こめつが山荘
- - 阿仁前田温泉駅~太平湖・小又峡、杣温泉~太平湖・小又峡
利便性を高める予約方法と料金
『森吉山シャトル』はオンライン事前予約が必要で、クレジットカードによる事前決済のみが対応しています。これにより、スムーズな移動が可能となり、観光客は自由にルートを選ぶことができるようになっています。各路線の料金は以下の通りです:
- - 大人料金:一般1,200円〜5,400円(区間により異なる)
- - 小人料金:600円〜2,700円(こちらも区間による)
各地の発着時刻は予約サイトで確認可能で、運行は2025年6月から開始される新ルートも含まれています。
地域活性化と持続可能な観光へ向けて
一般社団法人秋田犬ツーリズムの会長、吉原秀吉氏は、新たな路線の導入が地域のタクシー事業者にも好意的に受け入れられており、観光の利便性を向上させることで持続可能な観光地域づくりに寄与しているとコメントしています。四季を通じて美しい自然やマタギの文化が楽しめるこの地域の魅力を、より多くの人に体験してもらえるようになることが期待されています。
結論
『森吉山シャトル』の新たな取り組みは、観光客の利便性を高め、地方創生活動の一環として重要な役割を果たしています。地域の魅力を存分に引き出し、これからも多くの人々に愛されるサービスになることでしょう。是非ともこの機会に、森吉山に訪れてみてはいかがでしょうか。