新宿のリノベーションマンション「Belleviage Akebonobashi」の外観刷新

新宿の魅力を引き出すリノベーション。

東京都新宿区に位置するリノベーションマンション「Belleviage Akebonobashi」が外観デザインをリニューアルしました。株式会社アーキテクト・ディベロッパー（ADI）が手掛けたこのプロジェクトは、単なるビジュアルの改善だけでなく、周辺地域の景観価値の向上にも貢献しています。

リブランディングの理念

ADIのリブランディング事業は、「築古賃貸に分譲マンション並みのQuality」をコンセプトとして掲げ、1989年に建てられた築34年の賃貸マンションに新たな命を吹き込みました。このマンションは、古さを感じさせないスタイリッシュな外観に仕上がっており、訪れる人々を魅了しています。

外観は、黒とベージュのコントラストを用い、新宿の多様性と文化的ミックスを反映したデザインとなっています。また、上り坂エリアに位置する特性を生かし、ダークカラーを取り入れて空とのエッジラインを鮮明にしました。塗装は階段室と建物のコーナー部分に限定され、構造の重厚感を残しつつも新しさを感じさせます。

共用部のデザイン

外廊下のマイナスイメージを減らすために、廊下の軒天にルーバーを設置し、スタイリッシュな印象を与える工夫がされています。さらに、床材は方向性のある仕上げが採用され、街のスピード感が表現されています。エレベーターホールの壁面にも縦ルーバーが施されており、各階に統一感をもたらしています。

特に目を引くのは、6階と7階で、外壁面がセットバックしているため、足元には木目調のヘリンボーン柄が導入されています。7階の住戸は特別なデザイン要素を持っており、プライベート性が高い空間として仕上げられました。