シュリもと感じるイエメンの旅へ
国境なき医師団(MSF)が協力する特別企画「国境なき医師団 ENDLESS JOURNEY」第1回が、江別市の蔦屋書店で開催されます。このイベントは、2015年にイエメンのコーヒー文化の発祥地に焦点を当てた、新しい旅の形を提案するものです。
開催期間は2025年11月25日から12月7日。江別市の蔦屋書店が開店7周年を記念したこのイベントには、多くの期待が寄せられています。長引く内戦により国連が「世界最悪の人道危機」と認識しているイエメンですが、その地で育まれた豊かな文化や人々の姿を伝えることが目的とされています。
希望を失わずに
イエメンでは、内戦によって多くの人が困難な状況に直面していますが、それでも希望を失うことなく、伝統文化を守る人々がいます。イエメン特有の音楽や食文化、そしてコーヒーは、その文化の中心に位置しています。これらは、家族や友人と共に過ごす時間を大切にするために、長年にわたって育まれてきたものです。
このイベントでは、ドキュメンタリー写真家・森佑一氏によるイエメンの人々の生活を切り取った写真展も開催されます。会場には、イエメンの家庭の雰囲気を再現した展示も用意され、実際にイエメンコーヒーを試飲できるコーナーも設けられます。コーヒーの香りに包まれながら、イエメンの伝統や文化を感じることができる貴重な体験です。
トークイベントとコーヒーテイスティング
さらに、トークイベントも予定されています。ゲストには、森佑一氏をはじめ、国境なき医師団の中嶋優子会長、イエメン友好協会の佐藤寛氏など、イエメンに深く関わる専門家が登壇します。このトークイベントでは、イエメンの歴史や文化、そして現状についての知識を深める貴重な機会となります。
- - 開催日時:11月29日(土)14:00〜15:30、11月30日(日)14:00〜15:30
- - 参加定員:各回30人、先着順
終わりの見えない旅を感じる
「Endless Journey(エンドレスジャーニー)」と名付けられたこの企画は、移動を強いられる人々や、イエメンの美しい文化に光を当てる試みです。厳しい現実の中でも、コーヒーを通して人々を結ぶ地から発信されるメッセージには心を打たれるものがあります。
イベントは入場無料で、誰もが気軽に立ち寄れるようになっています。国境なき医師団やイエメンについて興味を持つ方々にとって、またとない学びの場となることでしょう。コーヒーの香り漂う空間で、イエメンの歴史や文化を感じる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
開催概要
- - 開催場所:江別 蔦屋書店 暮らしの棟イベントパーク(北海道江別市牧場町14番地の1)
- - 入場料:無料
- - 問い合わせ先:国境なき医師団日本 広報部
詳しい情報は、
公式ウェブサイトをご覧ください。